「あなたがしてくれなくても」

「レス」の克服
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「あなたがしてくれなくて」

流行っているようですね。レスの問題が社会問題として話題になったので、こういった作品もこれからきっと増えていくのだろうなぁと思います。

「ネタばれ」で内容を読んだのですが、流石プロの漫画家の方が書くと、ストーリー性が生まれるもんだ、と感心しました。

ただ、、、。パートナーとの「性のこと」を遠ざけてしまうその背景については、「分からない」としか描かれておらず、拒否する側・される側ともにレスに苦しんでいる方が主人公の心情・行動に「共感」はできたとしても、それ以上のもの、例えば克服するための「ヒント」のようなものは得られないだろうなぁ、、、というのが率直な感想です。

まぁまだ話は途中のようなので、ここから描かれるのかもしれないですが、、、。

男性側拒否のレスについては、本人にとっても「なぜ避けたくなるのか」が自覚できていない分、この漫画の登場人物「陽一」のように「途方に暮れ」、「行為を避け」、「求めてくる相手を傷つける」ことが現実でも多いと思います。

そういう意味で言えば、多くが出産後のホルモンバランスの変化だと、ある程度「原因」めいたものが分かっている女性側拒否に比べて対応が難しく、夫婦ともに「途方に暮れる」ことになりやすいんだろうなぁと思います。

以前、男性側拒否に陥る原因について記事に書いたことがありましたが、男性側の要因については心因性のものが多いようです。「家族になったら、そういうことはすべきではない」という刷り込みであったり、ストレスや年齢的な衰えで「最後まで出来ないかも」というプレッシャーを感じていたり。普段、自分を蔑ろにする妻に復讐していたり。そして、心因性であるからこそ、本人にも「なぜそうなるのか」が分からない。

人は意外と自分の気持ちというものが分かっていない生き物、ですから。

このブログを読んで下さる方の男性と女性の比は、2:8。本当は、もっと拒否する側の男性にも、読んでもらえればいいのになぁ、、としみじみ思います。

 

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