「手紙」で解決できることは、多分稀。

「レス」の克服
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レスの問題で苦しんでいるときに、「その苦しい思いを、手紙に書いてみたら?」と勧める方がときどきいらっしゃいます。

僕も、以前苦しんでいるときに、あるカウンセラーさんの勧めに従って、妻に手紙を書いたことがありました。

結果はどうだったか。

大爆発、炎上、撃沈。。。。。

手紙を見て、妻は「卑怯よ!」と僕を責め、僕は分かってもらえない悔しさから「涙ながらに」自分の気持ちを訴えましたが、結局問題は解決しませんでした。

そのとき僕は、「手紙を書いても分かってくれない妻は、おかしいんだ!」と「上手くいかないのは妻のせい」と、絶望的な気分になりました。

しかし、今となってみれば、解決しないのはあたり前、なんですよね。。。

レスの問題って、拒否する側とされる側の主張がまるで”合わせ鏡”のように、正反対になっているんですよね。

拒否される側の主張が通っているとき、拒否する側はその分譲歩することになっています。

「行為が出来ない辛い思い」を手紙にしたためて渡されることで、拒否される側は「そっちが拒否することで、俺(私)はこんなに苦しんでいるんだよ!」という事実を、文面で突き付けられる訳です。

いい気分がするわけがありません。

逆を考えれば分かりますよね。相手が「あなたとしたくなくて、するのがこんなにつらいのよ!」と切々と手紙に書いて渡してきたら。あなたはそれを素直に受け取って「あぁそうか、じゃぁしないようにしよう!」と言えますか?言えませんよね。

手紙を書いてそれで解決するケースがあるとしたら、それは「しなくてもいいと思ってた」と言うくらいの”ただの認識のズレ”であったケース。もしくは応じることが「それほど苦ではない」ごく軽いケースに限られると思います。

こちらが行為を出来なくてつらい、ということを相手にきちんと伝えていて、相手もそれに少しでも応じようとしている場合には、僕達夫婦の場合と同じように”逆効果”になる可能性も高いと思います。

今、一番大事なのは、「行為の有無」に拘ったり、他のことで癒されなくなってしまっているご自身の現状を変えていくことではないか。経験上、僕はそのように思います。

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