誰のために”我慢”するのか

レスの問題で苦しんでいるときって、現実的にどちらかは「したいのに、することを我慢」している状態です。

そして”したくない方”は、断ることで悪くなる夫婦間の空気を「我慢」していたり、場合によっては「したくないのに、我慢してする」という状態のこともあるでしょう。

そのとき、どちらもきっと「自分は相手のために我慢している」と感じていると思います。

でも、それってなかなか出来ることではないですし、そのときには我慢できても、長続きさせることは難しい。どこかで気持ちが切れて、相手にぶつけたくなったり、相手からの見返りを求めてしまったり。多くの方が、その点において苦しんでいるんだろうなぁと思います。

僕の経験で言っても、妻のために我慢している、という風に思うと怒りがこみあげてきて、怒りのあまりに眠ることができない、というような夜を何度も過ごすことになりました。「妻のために」が「妻のせいで」になり、「なんで俺だけ」「俺は損している」そんな気持ちに囚われてもがき苦しみました。

今、このブログを読んで下さっている方の中で、ご主人や奥さんからの反応が明らかに”変化してきている”と感じられる方がいらっしゃいます。あぁ、これまでの辛抱が実を結んで、いい方向に動き始めているなぁ、、、と。

でも、第三者から見ればそんな風に見えても、ご本人はそんな風に感じられない、というのもこの問題の厄介なところ。「私はいつまで我慢すればいいの？」「あー、辛い、辛い！」という”悲鳴”を見ると、気持ちはよく分かるだけに、遣る瀬無い思いがこみ上げてきます。

その我慢は、いったい誰のためにしていること、でしょうか。

それは、、、ご主人のため？　奥さんのため？

多分、夫婦の未来のため。

相手が、全く変わらない状況の中では、そのように感じることは難しいかもしれない。

でも、「０」だったスキンシップをご主人が取るようになってきた。

きちんと向き合って話をするようになってきた。

奥さんが、絶対いや！と言っていた「行為」を、月一でも出来るようになってきた。

相手も、変わろうとしている。

今、している我慢は、夫婦の未来のため。そんな風に思えたなら、少し、堪えることができるのではないでしょうか。

きっと、今が我慢のしどころ。何とか、乗り切って次のステージに進んで欲しい。そんな風に願わずにはいられません。