人間の「脳」や「性」を知れば知るほど

「レス」の克服
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人はなぜセッ〇スをしたくなるのか。そして、なぜセッ〇スをしたくなくなるのか。

なぜ、一人の人では満足できないのか。どういう場合は一人の人で満足できるのか。

毎日、セッ〇スレスについてや、夫婦の在り方について、そしてパートナーとの関係に傷ついた心の置き所や癒し方について、色んな角度から考えてよい方法がないかと考えるために、最近は「脳の仕組み」や、「性の仕組み」に関する本にも手を伸ばし、知識の幅を広げようとしています。

が。

人間の「脳」や「性」について知れば知るほど、求めている世界から離れていってしまって、困惑している自分がいます。

「脳」や「性」の仕組みについて知れば知るほど、今、理想とされている「一人の女性(男性)と結ばれ、愛し合いながら一生添い遂げる」ということが、実は「難しいこと」なのだと思わされてしまうのです。

このブログでも、もう何度も紹介していますが、現代の「一夫一婦で一生涯」という現代の婚姻形態は、動物行動学的に言えば「難しいこと」であることは、以前から僕も認識していました。

>>過去記事>>僕達は「一夫一婦で一生涯」という生き物にとっては「難しいこと」に挑戦中なのだ

しかし、人間の「脳」の働き方や、「性」の仕組みの点から言っても、「同じ相手に性的な欲求と、家族的な愛着を並行して求め続けるということ」は実際にはとても難しいことであるのかもしれません。

これまで、男の浮気に関する話題を取り上げるたびに、「男の生殖戦略は、数うちゃ当たる」だということを書いてきました。まぁ、これについては改めて説明する必要はないと思います。では、女性の方はどうか?これについては、先日の記事でも少し取り上げました。

女性は、一か月の周期の中で妊娠の可能性の高い時期と低い時期を繰り返しますが、この妊娠しやすい時期と、妊娠しにくい時期とで男性の好みが変わる、という研究結果があります。

妊娠可能な時期には、筋肉質で男らしいタイプの男性を選び、妊娠し難い時期には、優しい、包容力のありそうな男を選ぶ。そんな結果です。

つまり、子供を作るのなら男性ホルモンがみなぎっている「男らしい男」を選び、そうでない時には自分を守ってくれる「優しい男」を選んでいる、というある意味女性の「したたかさ」を感じる結果です。

「そんなことない!私は今の旦那がいつも好みよ!」という女性もいることでしょう。もちろん、研究結果が全てだとは僕も思っていません。例えそういう傾向があったとしても、実際に行動に移す女性がどれほどいるのかは疑問です。

しかし、男女がともに「一人の相手を選び、その相手を生涯愛する」という生殖戦略を持っていないことも事実です。人間が自分の「生殖に対する本能」に従って行動すれば、男は色んな女に子供を産ませ、女は色んな男の子供を産む、という状態になってしまうということ。それを、「社会通念」や「常識」「モラル」「理性」で抑えている、というのが現実なのだと思います。

”不謹慎”かもしれませんが、昨今の「男女を問わずの不倫の多さ」を考えると、何かこのことを裏付けているような気がしています。

もしかすると、男と女の関係というのは、もっと緩やかな関係性である方が幸せなのかも。

そんなことを思わされる今日この頃です。

 

 

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