「セッ〇スレス=夫婦として終わり」ではないですよ

「レス」の克服
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何か月か前に、こんな記事を書きました。

「あたりまえのこと」が、実は一番難しいのに。

夫婦間のセッ〇スレスが、社会的な問題として認知されてから、もう2年くらい経つと思います。

その間、レスのことを専門に扱う心理カウンセラーさんも増え、レスに関する情報も、以前とは比較にならないほど増えました。今では、レスについてや、夫婦間のセッ〇スについてなど、「人にはちょっと相談しにくい」情報をたくさん目にすることが出来るようになりました。今や、僕が悩み始めたころには知りたくても知ることが出来なかった質・量の情報を得ることができます。

それでも、「拒否される側」「拒否する側」の抱えている悩み・苦しみというのは、以前と変わっていないのかなぁと思います。

そして、レスのことが社会問題として認知されるようになってからは、なぜか「セッ〇スレスな夫婦=不完全な夫婦」のような捉え方をしている、されているのを良く目にするようになったと思います。

拒否される方が集まるネット上の掲示板を覗いてみると、「最近、嫁に拒否られ(泣)。オワタ―(T T)」とか、それに対して「もう、ATMとして生きるか、嫁切って他に行くか、どっちかにしろよ」などとコメントが寄せられているのをよく目にします。

「セッ〇スレス=夫婦として終わり」という風に思い込んでいるのでしょうけれど。

いやいや、ここからが本当の意味での「夫婦」になるための道なんじゃないか。そんな風に思います。

拒否されている側の皆様。「したくないんだから、しょうがないじゃない!」と言われて、「じゃぁ外で浮気しても、文句言うなよ!!」などと「売り言葉に買い言葉」で返したりしていませんか?(言ってなくても、思ったならば言ったのと同じ)

拒否している側の皆さん。「したくないものはもう仕方ないのよ。したくないものを我慢してしろと言うの!?」と、ただただ切れて終わらせようとはしていませんか?

夫婦のどちらかがセッ〇スをしたくない!と感じるようになったとき、一番必要なことは「お互いの思いを伝えること・聞くこと」。でも、一番できなくなるのも「思いを伝えること・聞くこと」。どちらも感情的になって、「自分は悪くない!相手が悪い!」を主張するようになるので、お互いの声が耳に入らない。

そんな状況で、向き合って話をしても、いつまでたっても平行線のままです。

ではどうすればいいのか。

セッ〇スのことはひとまず横に置いておいて、まずは、拒否する側、される側ともに自分がこのことをどんな風に感じているのか、自分自身の声に耳を傾けること。

拒否する側も、拒否される側も、相手のどんなところに不満があるのか。相手にどうあって欲しいのか。自分はどうありたいのか。どこまでなら受け入れることが出来るのか。夫婦のセッ〇スについて”本音”はどう思っているのか。誘われたとき、拒否されたとき、どんな感情になるのか。恥ずかしがらずに考えて、自分の思いを知る。それが第一歩だと思います。

レスの問題って、どっちかが一方的に我慢して解決できる問題ではありません。レスという問題を突き付けられたからこそ、自分の気持ちを知り、相手の気持ちを知るための努力をしないといけない。その結果が、セッ〇スを復活させることなのか、それとも「できない」を受け入れることになるのかは、その夫婦次第だと思います。

「セッ〇スレスだから、もう夫婦として終わった」訳ではありません。そのことを、知って欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

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