【レス、克服への道】「あたりまえのこと」が、実は一番難しいのに。

「レス」の克服
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レスの問題で苦しんでいる方、特に拒否される側の方の多くが、「みんな普通に「行為」をしているのに、うちはできない。だからうちは「ダメな夫婦」だ」と、

「行為」がある夫婦=良い夫婦=あたり前

という構図で物事を捉え、

「行為」がない自分たち夫婦=ダメな夫婦=異常

と感じて余計に自分を苦しめている。そんな風に思うんです。

もう数年前の、相模ゴムさん(避妊具のメーカーさん)のアンケート結果か何かで、夫婦の4割以上がレスだ、という結果が出て話題になりました。

僕の予想では半分(5割)を越えてるんじゃないかなぁと思います。もっと踏み込んで「行為」についてどちらかが不満を抱えていたりするカップルまで含めると、6~7割いるんじゃないかなぁ、と思います。逆じゃないかなぁと思うんですよ。レスでない夫婦の方が「すごいこと」なんじゃないかなぁと。

ずっと前に、「一夫一婦制を一生涯続けることは実は難しいこと」という記事を書きました。

動物行動学の観点から考えると、人間のオスとメスが同じ相手をパートナーとして選び、認めて添い続けるということは、実は難しいこと。その難しいことに現代の僕らは直面し、挑んでいるのだ。そんな風に考えています。

人間の感情と言うのは、単独で見ても日々刻刻と変化したり、波打ったりする。ましてや相手への感情というのはその相手の感情の変化や態度の変化、環境の影響などに自分の感情の変化が合わさっている訳で、同じところに同じ状況でとどまっている訳がない。にもかかわらず、「夫婦だから」「結婚したのだから」と、「同じ感情」を持ち続けるべき、変わらないでいるべき、というのは無理がある。

付き合っていた頃はこうだった、結婚したての頃はああだった、などと言ってもそれは所詮過去のこと。お互いに年齢を重ねて身体も変化し、二人を取り囲む状況も変化している中で、変わらず相手を受け入れることができる、というのは実はすごいこと。「あたりまえ」などではないのかもしれません。

ちょっと「のろけ」になるのかもしれませんが、そんな風に考えることができるようになってから、妻に対して深く愛情を感じるようになりました。だって、出会ってからもう20年。途中色々あったけれど、今でも僕という「一見良い人風だけど、実は意外と面倒臭い男」と寄り添ってくれて、いまだに時々受け入れてくれている「すごい女性」なんだと思うと、愛おしいと心から思うんです。(もちろん、コノヤロー!と思うこともありますが)

ちょっと話が脱線しましたが、世の中の大半の夫婦は「性のこと」に悩みを抱えていて、あたり前に「行為」がある夫婦は、「あたり前」ではないんです。「行為」があることが「あたり前」という思い込みは、これもあなた勝手な思い込み。早く手放して、少し楽な気分になりませんか?

 

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