【円満夫婦を目指して】ドラマ「あなたには帰る家がある」を見て思ったこと。

夫婦のお話
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連休明けから、僕が担当している現場の作業が本格的にスタートして忙しくなりました。朝5時起きの7時半朝礼、帰りは10時過ぎと時間的拘束も長くなり、家で過ごせる時間も短くなりました。

しかし、家にいる時間が短くなったにもかかわらず、ちょっとつけたテレビに見入ってしまうのは、何でなんですかね?

普段はあまりドラマを見ないのですが、たまたまテレビをつけたらやっていたのが、「あなたには帰る家がある」というドラマ。

ドライな妻との夫婦関係に不満を持っていた旦那と、モラハラ気味な夫に家に閉じ込められるように専業主婦として生きてきた主婦の不倫と、それに伴う両夫婦の葛藤の物語(ちょこちょことしか見てないので間違っているかもしれません)。

その中で、感じたことがありました。

ユースケサンタマリアさんが演じるモラハラ夫が、不倫した妻を最初はなじり、罵倒しながら、最後は「一生、俺と家族に尽くせ、、、そうすれば俺はお前を、、、許す」と涙を流すシーン。

確かにモラハラ夫であり、おかしな言動、行動はあるのだけれど、本当は妻のことを愛していて、でもそれをそんな形でしか表現できない。自分にだけ意識を向けて欲しい、という気持ちを、自分に「服従させる」という形でしか確認できない。哀れな男。

普段から、夫婦の問題について色んな方のケースについて見聞きして、考えることが多いせいか、これまでだったら「こいつはダメやろ~」と嫌悪感を持ってみていたものが、そのキャラクターの本音の部分が垣間見えて、なんとも言えない気分になりました。

世の中にも、こういう男性(女性もかな?)はとても多いのではないかな、と思うのです。

本当は、シンプルに「あなたを愛している。だから自分のことだけを見ていて欲しい」と表現できればいいのに、それをゆがんだ形でしか表現できない。妻のことを束縛し、妻の経済力を封じ込め、妻の人間性や能力を否定する。これって、実際には「他の男に妻を奪われたくない」「自分だけを見続けていて欲しい」という感情がさせていることだったりする。そして、「夫とは、妻や家族を守る強くて偉い存在でなければならない」という思い込みに縛られて、雁字搦めにされている、本当は弱い存在。

女性の方にも「夫に負けてはならない」という思い込みで苦しんでいる方は多いようなのですが、同じことが男にも言えます。「夫は、妻より偉くないといけない」。僕も最近までその「思い込み」に支配されていて、随分苦しみました。その「思い込み」を和らげることができたから(完全に捨てれてはいませんが)、今は随分楽になりました。

「男(女)とはこうあるべき」「夫(妻)とはこうあるべき」という「思い込み」が強いと、自分の本来の感情をシンプルに表現することを邪魔します。「君が好きだから、ずっとそばにいて欲しいんだ」が、「お前はどこにも行けない弱くてダメな奴だ。だから俺のそばに置いてやる。感謝しろ!」と。おかしな表現しかできなくなってしまう。

話をドラマの方に戻すと、結局この旦那さんは妻から拒絶されてしまう。そりゃそうだよね、と済まされるところですが、自分にはこの旦那を「だからダメなんだ」と切り捨てて笑うことはできませんでした。

妻や夫から受け入れてもらえなくて苦しんでいる時、自分がいつもどんな風に相手に接しているのかを考えてみると、意外と「そりゃぁ、ダメだよね」という態度・言動をしていることがあるものです。自分は自分の気持ちを「シンプル」に表現できているだろうか。「思い込み」に邪魔されて、おかしな表現をしていないだろうか。ドラマを見ながら反省した瞬間でした。

 

 

 

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