相手を追い詰め過ぎないこと

「レス」の克服
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僕は今、担当している現場がないので、毎日会社事務所に出勤し、次の仕事をとるための書類づくりに勤しんでいます。

会社事務所には、僕と同じように”出番待ち”の職員が数人と、会社上層部と、総務部門のスタッフ、合わせて10人くらいが居るのですが、毎日のように総務の島の方からぶつかり合う声が聞こえてきます。

それは、人は良いのだけれど仕事はイマイチな総務部長と、その部下で賢いけれど言い方がきつい総務部の女性の、事務処理を巡っての衝突。

御年60過ぎの総務部長は、すぐに「俺分からん」って言っちゃう人で、正直、仕事は出来る方ではない。すぐに先延ばししようとするし、仕事に対しても建設的ではない。下にいる彼女が苛立つ気持ちは何となく分かる。

女性事務員の方は、自身の言い方がきついのが分かっているのかどうかは知らないが、相手の間違っているポイントを冷静に且つ次々と指摘していく。

で、部長が感情的になって、事務員もそれに感情的に応酬して、話が平行線になる。。。

もうね、自分と妻とのやり取りを振り返って見せられているような気がして、毎回嫌な気分になるんですよ。

相手が間違っている!って確信を持っているときって、ついつい相手を追い詰めてしまいがちです。それは、言い方の問題ではなくて。

いや、冷静に言われた方が、より相手を追い詰めるのかもしれない。

追い詰められた相手は、”感情”で耳に蓋をしてしまう。ちょっと考えれば分かることも、分からなくなる。通じなくなる。

正しいことを言うときほど、言い方に気を付けないと、相手に伝わらなくなりがち。

相手が感情的にならなくて済むように、ある程度相手に逃げ道を用意してあげないと。

この事務員さんは、総務部長に対していい感情を持っていないので、部長を「とっちめて」いい気分になっているんでしょうけれど。でも、相手をやっつけても「仕事」が前に進む訳ではない。結局のところ、「試合に勝って、勝負に負ける」状態になっていることに、彼女は気が付いていない。。。

夫婦の関係にも、当てはまること、ではないでしょうか。

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