手放せば、楽になれるものを。

夫婦のお話
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昨日の記事で書いたとおり、僕たち夫婦は互いに相手に”負けられない”男女です。

お互いにそんな感じなので、以前は本当にいがみ合うことが多かったし、一度衝突すると深刻な事になりがちでした。

レスの苦しみを何とかしようともがいているうちに、僕は自分がアダルトチャイルドであることに気付き、子供の頃から自分を縛ってきた「我慢」「辛抱」「いい子のふり」を徐々に手放していくことができました。ですので、以前に比べれば自分自身も楽になりましたし、妻との衝突も少なくなり、衝突しても落としどころを考えれるようになりました。

一方、妻の方は、、、。まぁ、以前と変わりないように思います。

傍で見ていて、「そんなに肩肘張らなくてもいいのに」「それ、手放したらいいのに」と感じます。その方が、きっと楽に生きられるのになぁ、、、と。

それは、小さい子供が親や周りに認められたくて「出来もしないこと」を「できるもん!」と言い張っている姿そのもの。思わず、「えええ???」と聞き返したくなるような主張をすることもしばしばです。

でも、なんせバリバリの「負けれられない女」。僕から忠告されても、全くと言っていいほど耳を貸すことはない、いやむしろもっと意固地になってしまうだろうから、僕の方からは何も言いません。なるべく反応しないように、見守っていくだけ。

そもそも、子供の頃から刷り込まれて、ガッチガチに固まった「思考の癖」は、そんなに簡単に抜けるものではありません。本人が「このままではダメだ、どうしても変わらないと!」と本気で思わない限り、変わらないだろうと思いますので。

最近は、上の子(娘)が妻に反発するようになってきて、「負けられない」の方向が変わってきたようにも思います。今10歳ですが、もう少し年齢が上がって思春期ごろになったら、今度は娘との間で「負けられない」戦いを繰り広げることでしょう。

以前は、それを心配したりしてましたが、これも本人たちの問題。僕がどうこう出来る問題ではないので、静観しています。

それにしても、返す返す子供のころからの刷り込み・思考の癖とは、本当に怖いなぁとつくづく思います。もう40にもなろうという頃になっても、まだまだ彼女の中には「出来ないって言ったら相手にしてもらえなくなる!私だって出来るもん!」と、小さな女の子が両足を踏ん張って、今日も頑張っているのですから。

あなたも、頑張ってしまってはいませんか?あなたの中で肩を怒らせて意地を張っている小さな子の肩を、そっと抱き寄せてあげて欲しいと思います。背中をトントンしながら「大丈夫。意地にならなくても大丈夫だから」と。

 

 

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