このブログでも、たびたび紹介させていただいている、はめるんさんのブログ。
はめるんさんのブログは、記事だけではなくて、読者の方とのコメント欄でのやり取りも面白くて、いつもコメント欄まで読ませてもらっています。
先日の記事に寄せられたコメントを読んで、”男”という生き物について、女性が「勘違い」している部分があって、その勘違いによって「余計な意味づけ」をしたり、傷ついている部分もあるのかもしれないなぁと感じたので、今日はそのことについて記事にしたいと思います。
>「男っていつでもやりたい生き物と思っていましたが」
これは本当によく聞く女性の側の「思い込み」です。確かに、男はいつもエッチなことを考えている、というイメージがあります。これについてはまず、女性が考えているよりも数段個人差が大きいことを知っておいていただきたいと思います。女性がそうであるように、男も性への意欲の強さは十人十色で一人一人全然違う。「普通はこうだ」という見方は、まず通用しないと思っていた方が良いと思います。
その上で、結婚するなどして特定の女性をパートナーとして確保すると、その女性に対しての「性欲」は減る、という事実を知っておいて欲しい。「いつでもやりたい」ではなくなるということです。記憶があいまいで申し訳ないのですが、アメリカ軍の軍人の男性をモニターにした調査研究で、実験結果として科学的に示されていたと思います。(本で読んだのではっきりとした記憶ではないのですが)
これはどういうことかと言うと、結婚前はお相手の女性を誰かに奪われる可能性があるため、常に自分に意識を向けさせ、相手が他の男に「寝取られる」のを防ごうとする。脳内伝達物質のバランスがそのような状態にさせるそうで、興奮度が高まり、性欲がアップした緊張状態になる。
しかし、その女性と結婚し、無事自分の庇護下に置くことができるようになると、他の男に「寝取られる」ことを心配する必要がなくなる。そうすると、先ほどご紹介した緊張状態が解かれ、リラックスした状態になる。これまでとは逆に、興奮度が下がり、性欲が減退する。
よく、妻が浮気をしているのではないか、という「嫉妬」を感じさせるとご主人の性欲が回復するとか言いますが、今ご紹介した脳内伝達物質のバランスの変化を考えると、これは大いにあり得る話だと思います。
先ほどから、文中の表現として「寝取られる」というような言い方をしました。これはもっと赤裸々に言えば、「パートナーが他の男の種を宿す」ということ。「自分の子孫を残したい」という本能を持つ男にとって、パートナーの女性が他の男の子を宿すということはその分自分の子を残せるチャンスを奪われるということ。男はこのことを恐れ、危機感を感じて行動し、その恐れが少なくなると、緊張を解いて自分の子を作るという行動すら頻度を落としてしまう。「自分の子孫を残したい」という男の本能が、女性からすると理解しがたい行動を生み出すなんて、なんとも皮肉な話だなと思います。
また、これは良く知られた話だとは思いますが、男性の性欲のピークは10代後半から20代にかけてであり、その後は徐々に下降線をたどります。これも個人差があり、急激に衰える人もいれば、60過ぎても現役、という人もいる。一般的に、女性が30代後半から40代にかけて性欲がピークを迎えるといわれるのと、真逆の動きと言ってもいいのかもしれません。(これも個人差があることは頭に入れておくべきですが)
世の女性の多くは、10代、20代のころの「ガツガツした」男のイメージから「男はいつだってしたい生き物」というイメージを持ってしまいがちだと思います。しかし、男の性欲には大きな個人差があり、その上年齢による性欲の減退もあり、しかも先ほどご紹介したような「ホルモンバランス」の影響もある。
「夫と言う生き物」は、決して「いつでもしたい生き物」などではない、ということをまずは頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。
長くなりましたので、続きはまた明日。
コメント
はじめまして。
男女問わず性欲には個人差がありますよね。
結婚してもう、何年も経つのに性欲が減退しないら男性ってなんなんでしょうね?
夏さん、コメントいただきありがとうございます。
この問題について考え、記事を書くようになってから、
「性のこと」に対する個人差が想像以上に大きいことに
驚かされています。
結婚して何年も、いや何十年たっても性欲が減退しない人もいれば、結婚する前から消極的になってしまう人もいる。
記事に書いた内容だって「そういう傾向がある」というだけで、全てに当てはまるわけではない。
ただ、そんな傾向があることを知っているのと、知らないで「一般的なイメージ」を信じ込んでいるのとでは、レスの問題に直面したときの「感じ方」は変わってくるのではないか。
そんな思いで記事にしました。
今後とも、よろしくお願いいたします。