【レス、克服への道】”男”に対する「勘違い」(その2)

「レス」の克服
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昨日に引き続いて、はめるんさんのブログに寄せられたコメント を見て、女性が男に対して「勘違いしている」と感じたことについてです。

今日は、性的な表現が多少出てきますので、苦手な方はスルーして下さい。

>勃○してるのにやらない、って意味不。やはり疲れるから翌日に差し障るってこと?
>減るもんでなし!って思うが、減るもんなのかしらね。

まず、知っておいて欲しい点の一つ目は、勃起しているからといって、「行為」をしたいということにはならない、ということ。男性器が勃起状態になるのは、外的な刺激に対する「反射」によるものと、頭で想像したりした結果の「興奮状態」によるものがあります。外的な刺激には、視聴覚、嗅覚的なものと、内外から性器を刺激されることによるものがあります。この「刺激」によるものは、本人の意思と関係なく生じることも多くあります。膝頭を叩いたら足が”ピョンっ”となるのと同じ。本人の意思は関係ありません。

女性でも、「濡れている」からと言って、「したい」わけではない、ということがありますよね。女性の場合には、自身の身体を守るために、「濡れる」状態になることがありますが、それと大きくは変わりません。

そして、二点目。

「減るものではなし!」とはいきません。「減るもの」がある。この女性も半分は理解されているように、減るものとは「体力」と「気力」です。

男性にとって、「行為」というのは意外と体力を消費する行為です。まず、「射精」をすると猛烈な睡魔に襲われます。よく、ご主人が「終わった後、さっさと寝てしまう」という不満を聞くことがありますが、それもそのはず。だって、物凄く眠くなりますから。そして、それが次の日にまで影響することもあります。仕事中に生あくびばかりしていると、職場で「昨日、頑張ったんだろ!」などと言われるのも、男なら理解できる部分だと思います。

とにかく眠くなる。

加えて「性欲が高まっている」要は「溜まっている」状態の方が、実は集中力や根気、やる気は高くなりがちです。恐らく、脳内伝達物質のバランスがそうさせるのだと思います。これが、「射精」してしまうと「腑抜け」た状態になる、という意識を持っている男性は、意外と多いのではないかと思います。下世話な話になりますが、テスト勉強をしていると「興奮状態」になりやすく、「自慰で処理」した結果、その後は眠気と合わせてやる気が起きず、テストで撃沈!という経験をしたことのある男性は少なくないはず。(僕だけですかね?)

また、よほど女性が積極的に動く場合を除いて、「行為」のときに男性がとる姿勢・動きは普段の生活の中でしないものが多く、その姿勢を一定時間とり続けるだけでも、結構な体力を使います。例えば口で女性の陰部を刺激しようとする際には、首を少し起こした中途半端な体勢で、舌を動かすことになります。これって興奮状態、もしくは相手を喜ばせよう!とやる気になっている状態だからできることで、普通にやると短時間で首が痛くなってしまう。また、挿入後に腰を動かすこと一つをとっても、結構な体力を消費する行為なんです。

女性の皆様には、多くの男にとって「行為」をする=体力を消耗し疲れること、であることをご理解いただきたい。

「なんのかんの言って、したくないだけの言い訳でしょ!」と思った女性もいらっしゃるかもしれません。確かに、10代や20代のころ、体力も性欲もみなぎっていて、且つ”あなた”と言う「獲物」をGetしよう!と躍起になっていたころであれば、そんなことはなんとも思わなかったことでしょう。しかし、”あなた”という「獲物」をGetしてしまった、それだけでも意欲は衰えているのに、その後、年齢を重ね、30代、40代ともなってくると、体力も段々衰えてくる。にもかかわらず仕事や社会的な要請に対するプレッシャーは大きくなってきます。

昨日も書きましたが、性欲には個人差がある。性に対するエネルギー量が大きい男性もいれば、小さい男性もいる。以前は大きくても、今は小さい場合もある。そのエネルギー量が小さい場合には、大きな体力・エネルギーを消費する「行為」を避けようという意識が働くこともあるんです。

なんだかまとまらない話になってきましたが、男にとっては「行為」と言うのは「エネルギーが要る」ことなのだということを理解しておいてもらえればと思います。旦那さんが「今日は止めとこう」と言ったとき、「明日も早いのにな」「明日の仕事に差し障るかも」ということが頭の中を占めている場合もある、ということです。

ちなみに、「スローセックス」の提唱者、アダム徳永さんは「良いセックスは男女の気が交流することで、お互いにエネルギーを満たすので疲れない」とおっしゃっています。が、残念ながらその境地に達するためには大きなエネルギーを要します。僕も含めて一般の男性にその境地を求めるのはちと酷かもしれません。目指したい、とは思いますが。。。

ただ一方で、男性の側が理解しないといけないのは、女性の多くが求めているのは、男が考える「挿入し、射精する」ことではないということ。例えば肌のぬくもりを感じることだったり、抱きしめられたい、という欲求を満たすだけでも満足できる場合が、実は多いということ。これならば、それほど体力を消耗することなどないはずです。

お互いに求める「行為」のハードルが下がれば、きっとレスの問題で悩む方は減るはず。一人でも多くの方に、そのことを知っていただければ嬉しいなぁと思います。

 

 

 

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