【レス、克服への道】逆を言えば100%なんてあり得ない、ということ

「レス」の克服
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昨日の記事で、何となく「違った意味」で捉えられている感じがしたので、しつこいようだがもう一度自分が伝えたい事を書きたいと思う。

僕が夫である世の男性に知って欲しいと願っているのは、出産から半年、とか一年、とか時間を区切れば「行為」が出来るようになる訳ではなく、パートナーの女性の身体の回復には時間がかかるので、もっと長いスパンを想定して下さいね、ということだ。

かつての僕のように、「半年すればもう大丈夫、って書いてあるよ!」とか、「もう一年経つのに何でできないんだ!」などと考えるのではダメだよ、ということだ。

ここで勘違いして欲しくないのは、「出産後の奥さんの大変さを100%理解して、きっちりサポートしようよ!」などと言いたいわけではない、ということ。今、行為が出来ないことで不満を抱えている旦那さん方に、いきなりそれを求めるのは無理がある。

もちろん、出産後の女性の身体の状態についてしっかり把握して、きっちりサポートして、と出来ることは素晴らしいことだ。それ自体を否定するつもりはないし、それが出来る男性が増えることはとてもいい事だと思う。

でも、100点満点で理解やサポートが出来ていなくても、「ああ、まだしんどいんだなぁ。行為はまだ無理なんだなぁ」とそれだけでも分かっていれば、僕達夫婦のような不毛な衝突は無くて済むと思うのだ。そして、あんな不毛な衝突をしなければ、夫婦仲の修復ももっと容易になるのではないかなと思うのだ。

極論を言ってしまえば。男は女性の出産の大変さを、100%理解することなど僕は到底できないと思っている。理由は簡単。男にとっては自分の身に起きることではないから。

女性から見て、90点や80点の男性が増えて欲しいとは毛頭思わない。僕のような「妻への理解度」20点とか30点くらいの「赤点」だった男性が、せめて50点から60点くらいになって欲しいと思っている。そういう「ギリギリ合格」の男性が増えることで、出産後に仲が悪くなる夫婦が減るのではないかと思うのだ。

だからこそハードルを下げて「最低この部分は」というところだけでも知っておいて欲しいと願っている。

100%は無理、ということで言えば、男女がお互いのことをきちんと理解し合うことだって無理なことだと僕は思う。

そんな身も蓋も無いと言われるかもしれない。だが、「お互いを理解し合い、愛し合っているのが良い夫婦」という「理想論」が、余計に世の中の夫婦を苦しめているような気がしてならない。

男は、女のことを分からない。女は、男のことを分からない。分からないから腹も立つけど、分からないからこそ面白い。

それを前提としてお互いを考えることが出来るようになった方が、夫婦の仲は上手くいくと思う。

今は、ネットでいくらでも「青々とした隣の芝」の情報が手に入る世の中だ。これはある意味、不幸な状況なのかもしれない。知らなければ「仕方がないか」で済んでいたものが、「こんなにしてくれる人もいるのに、うちの人は何もしてくれない!」と言う風に比較してしまうのだから。

100%の夫婦なんて、追い求めたって苦しいだけ。自分にも相手にも、要求するハードルを下げて、楽になろう。

 

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