【レス、克服への道】レスの問題は、誰にでも起きうることだから

「レス」の克服
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妻とは結婚して15年、付き合い始めてからは、すでに20年の月日が流れました。

僕たちは、付き合いだしてからすぐに「行為」をするようになりましたから、「男女」の関係になってから20年経ったことになります。

レスのことで揉めるようになるまで、僕は自分たちがレスになるなんて夢にも思っていませんでした。「行為」で妻を満足させている、という風に自信を持っていたし、単純に自分たちは夫婦仲が良いと思っていたから。

レスで悩んでいる方の多くも、同じように「うちには関係ない」と思っていた方が多いのではないでしょうか。結婚当初から「そんな風にならないように努力しなきゃ」と思って取り組んできた、と言う方は、少ないのではないかと思います。

以前、こんな記事を書きました。

また、昨日の記事でも書きましたが、地球上に居るあまたの動物の中で、生殖活動を伴わない、つまり「子作り」のためでない「行為」をするのは人間とチンパンジーの一部だけです。

人間のように決まった相手と、「子作り」を目的としない「行為」を長い期間続けるというのは、動物としての本能に従って行動を考えた場合、「難しいこと」なのだと思います。

「だからセックスのことは諦めろ」なんて言うつもりは全くありませんし、その必要もないと思っています。また、「レスの問題は解決できない」などと言うつもりでもありません。

ただ、なぜ敢えてこのことを再びお伝えするのかと言うと、「夫婦だから、セックスは出来て当たり前」という感覚が、レスで悩んでいる方々を苦しませている一つの大きな要因だから。

実は、ハードルの高いことを我々人間はやっているわけです。

少し、話がそれるかもしれません。

これもご存知の方は多いかもしれませんが、かつて日本人は「性」におおらかな社会でした。

社会人口の大半を占める農村では、「夜這い」が習慣として根付いており、若い男女は当然のように婚前交渉を繰り返していて、男女とも年長の子が年下の子に「性教育」を施すのが一般的でした。

都市部でも、結婚前の女性の「処女性」が重視されたのは人口の数%にしか過ぎない武士と富裕層の商人くらいで、一般の町人では「処女性」は重要視されず、奉公人の間で、農村と同じように「夜這い」の習慣もありました。

離婚率も高く、✖2、✖3は当たり前のようにいて、4回、5回と離婚・結婚を繰り返すことも珍しくはなかったようです。記録などによると、町人でも農民でも同じような傾向があったようで、離婚歴がその後の人生にマイナスの影響を与える事は今の時代より少なかったことがうかがえます。

つまり、現代のように一般の男女が「一夫一婦で、一生涯」という生き方をするようになったのは、明治以降、政府が近代化を進める過程で欧米のキリスト教文化圏の考え方を取り入れて制度化してからであり、まだ100年程度のことでしかありません。

もともと、僕達がやろうとしていることは、生き物としては難しいことなのです。

ですから、結婚して5年、10年経っても、同じ相手とセックスを出来るというのはとっても幸せでありがたい事。

逆に、今レスの問題で悩んでいても「自分たちは異常だ」などとは思わないで。

僕たちは、実は難しいことに取り組んでいるのだ、ということを忘れないで。

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