男も女も、すぐには変われないから。

よりよく生きるために
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今、「サピエンス全史」という本を読んでいます。

サピエンス。つまり現在地球上で「人間」と呼ばれている我々が、どのようにして今のようになってきたのか。

言語、宗教、貨幣、帝国。我々人間は、そういったこれまで地球上の他の生き物が持ちえなかった様々なシステムや虚構を手に入れ、今のようなポジションを掴んでいった、、というようなことが語られているのですが。。。

まぁ、概要をお伝えできるほどきちんと読み下せている訳ではないので、内容についてはこのくらいにして。

この本の中では、男女間の差別がどのように生まれたのか、についての考察も書かれています。それによると、家父長の力が強まり、「男尊女卑」の考え方が広まってからもう数千年もたつ、ということ。何千年物間、女性は様々な制限を加えられ、男よりも劣っている、あるいは汚らわしいと見なされてきたのだ、と。

確かに、今では「男女が平等なのは当然じゃないか」と偉そうに言っているヨーロッパ諸国でも、ほんの100年前までは女性の参政権は認められていませんでしたし、「自由の国」のように思われているアメリカですら、男女が同じ権利を認められてからまだ数十年。。。

レスのことを話題に色々と記事を書いたり、他の記事や資料などを読んでいると、男女間に横たわっている様々な問題に気付かされますが、問題があって当然なのかもしれません。

だって、何千年も続いてきた「男の方が偉いんだ」という刷り込みは、男女ともに急に拭い去ることなど出来ないでしょうから。

「そんなのはけしからん!すぐにやめるべきだ!」と言ってても、現実的ではないのかもしれませんね。それよりも、「こんな風に考えてしまう傾向がある」ということを認識しておいて、対処を考える方が現実的なのかもしれません。

今度、自分が担当している現場に、うちの会社では初の「女性の現場管理者」が来ることになりました。

土木の現場にも、最近「ドボジョ」などと呼ばれる女性の現場管理者が増えてきたとは、業界紙などでも見たことはありましたが、いざ自分の現場に配属されるとなると、正直困惑します。なんせ、男ばかりでやってきた業種なもんで。

男女の考え方や捉え方の違いについて色々と学んだ今では、恐らく以前に比べて上手くやっていける可能性は高いと思いますが、なんせ慣れないこと、他の男性陣(おじさんたち)のことが少し心配です。

まぁ、育児も終わられた50代の苦労人、とのことなので、あまり心配しなくてもいいのかもしれませんが。。。

 

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