【レス、克服への道】激しい「怒り」や「悲しみ」の奥底に潜むもの

「レス」の克服
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パートナーから性的なコミュニケーションを拒否されたときに、拒否された側は自分自身の存在を否定されたように感じ、傷つき、そして非常に激しい「怒り」や「悲しみ」を覚える。その感情にとらわれたままパートナーと対することで、より相手から嫌がられ、また深く傷つく、負のスパイラル。このスパイラルのどこかで負の流れを変えることが出来なければ、この問題を解決することはできない。

負のスパイラルを断ち切る。そのために、拒否される側がまず考えるのは「パートナーとの間に、自分の望むような行為が継続して復活すること」だ。確かにそれが拒否される側にとっては一番いい解決法だ。しかし、それははっきり言って非常に難しい。なぜなら、パートナーは「何らかの要因」があって、あなたとの行為を「したくない」状態にあるから。非常に厳しい言い方にはなるが、それが今の現実、なのだ。パートナーが抱えている「何らかの要因」が、二人の努力によって取り除けた場合のみ、「望み通りの行為の復活」での解消が可能になる。

ただし、この「二人で努力」を出来るかどうかが、また高い壁なのだ。パートナーの現状は、無意識あるいは意識的に、「行為や行為につながること」を避けている状態なので、そのことに触れられる、いや触れられそうになるだけで「嫌な感情」を呼び起こされてしまう。だからそのことを考えて欲しいと迫るあなたに対して、より距離を置こうとしたり、激しい言葉で遠ざけようとしたりしてしまう。そしてそのことが、さらにあなたを傷つけてしまう。

もっと根本から、発想を転換する必要がある。昔からよく言われるように、「相手を変えることは難しいが、自分を変えることは出来る」。パートナーとの間に出来た溝を少しでも浅くするためには、自分の方を変える方が早道だ。だが、自分を変えるために、まずやらなければならないことがある。それは、あなたがパートナーに「性的なこと」を拒否されたときに感じる、激しい「怒り」や「悲しみ」「不安」の奥底に隠された、「あなたの本当の気持ち」に自分自身で「気付く」こと。これが出来ずして、自分自身の行動を変えることはできない。

この「怒り」や「悲しみ」の奥底にあるものは、人によって違い、素人の僕が「これです」などと提示するのは難しい。僕の場合を例に出せば、「親に認められるために、抑圧してきた「本当の自分」の怒り」(話が長くそれてしまうので、別記事にしたい)。同じように「親に対しての感情」が要因になっている方は多いようだ。幼児期に埋め込まれた「自分を認めて欲しい」「かまって欲しい」などの欲求が、大人になり、パートナーとの関係の中で噴き出している。今、感じている「怒り」や「悲しみ」は、その一部が姿を現しただけだったりするのだ。

先日書いた、「カウンセリングを受ける」という方法は、この「怒り」や「悲しみ」の奥底にあるものを見つけるために有効な一つの方法だ。

カウンセリングを受けてみる、という選択肢

というのも、心の奥底にある「本当の自分の思い」というのは、自分自身でたどり着くことが難しかったりするからだ。カウンセラーさんは「その道のプロ」であるので、そういった方の助言のもとで取り組んだ方が、早く答えにたどり着くことが出来るだろう。

この、「怒り」や「悲しみ」の奥底に潜むあなたの「本心」に気付くと、負のスパイラルは方向を変えて動き出す。例えば激しい怒りの中でも、行動を抑制することが出来るようになる。例えば「悲しい」の中でもパートナーにそれをぶつけることなく接することが出来るようになる。「怒り」や「悲しみ」の度合いにも変化が訪れるかもしれない。それが、最終的に「負のスパイラル」を断ち切るための「最初の小さな一歩」に繋がる。

「本当の自分を知る」ことは、意外と大変なことだ。これまでの過程の中で蓋をしてきた「負の感情」の蓋を開け、中身を覗くことになるから。しかし今、あなたが直面している現実は、それを必要としているのかもしれない。勇気を持って、行動してみて欲しいと思う。

 

つづく

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