妻側が「消極的」、夫が「積極的だけど拒否され」型のセックスレスの場合に、夫側はその事態を何とかしたいと色々な解決策を考えるものですが。
往々にして聞くのが、「またセックスしたい！と思わせるような強烈な快感・快楽を与えること」が必要だ！という意見。
これは、僕も身に覚えがあって。確かにそんな風に思っていた時期がありました。
そして今でもより良いセックスを目指して「スローセックス」を勉強している途中であり「女性にとってより良いセックスが出来るようになる」ことについては、異論はないつもりです。
でも、この「強烈な快感・快楽が必要だ」という夫側の意見を聞くと、なんだかとても違和感を感じるんです。
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妻とセックスのことで揉め始めたころ、僕は「自分のするセックスが気持ち良くないのかも」を真っ先に疑いました。
でも、妻から言われたのは「内容に不満がある訳ではない」という返事。そして確かにそれまでしてきた行為の中で、僕は妻の反応を結構気にして、満足させるべく心がけてきたつもりだったので、その答えに嘘はないんじゃないかなと今でも思っています。
むしろ、クンニなど強い性感を与える行為を妻は「疲れちゃうから」と嫌がる傾向にありました。
今も、セックスの頻度は低い訳ですが、「セックスの内容」について、こちらで努力すべきことはないかと聞くと「別にない。セックス自体は好きだし」という答えが返ってくる。。。
きっと、問題は「そこ」ではない。
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夫とのセックスに消極的な妻たちの中には、確かに「夫のセックスが嫌」だから、という人も相当数いらっしゃることだと思います。
でも、全員が「夫との行為が不満」で消極的になっている訳でもないのだと思うんです。
そして、毎回「我を忘れるほどの強い快感・快楽」を得たくてセックスをしているのではない、という女性も多いのではないか。感じたいのは「安心感」だったり「心のつながり」であったり。そっちの方が重要、という女性も多いのではないか。
僕ら男が考えるほど、女性の「性の感覚」というのは、単純なものではないんじゃないか。
ふと、そんな風に思いました。
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