妻は、時間ギリギリにしか行動をしない人で。
そして、時間の見積もりが本当に下手な人で。
だから、日常的に「ドッタン!、バッタン!」と、カリカリしながら家事をしていることが多いです。で、当然ながらそういう状態になるとかなりの自己中になる。
僕は前から、妻のそういうところが嫌いで、「そんなにイライラするなら置いといて!こっちでやるから!」とか言って、火に油を注ぐことがしばしばありました。
ただ、、、。妻は「そのとき、その瞬間」はイライラしているんですけど、状況に目途が立ってくると急に明るくなったり、穏やかになったりする。
妻が「ドタン!バタン!」としていると、妻が何かに腹を立てて、物に八つ当たりしているんだろう、と僕の方で決めつけてかかってしまって、「何に腹を立てているのか」が気になってこちらもイライラする、、、という負のスパイラルにはまるのですが、どうやら「何かに腹を立てている」という訳ではないらしい。
と、、、。ではなぜ妻の「ドタン!バタン!」に僕はそういう風に決めつけをしてしまうのか。
この前も、同じようなシチュエーションがあったので、考えてみた。すると。
僕は、イライラして物にあたる「母の姿」を思い出しているんだ、と気付きました。
母は、戦後すぐの生まれ。母方の祖母は、男尊女卑の思想が強い熊本の片田舎の出。祖母を早くに亡くした母は、祖父の男手一つで育てられた。
そのためか、母は言いたいことを我慢する性質が強くって、でも実は気が強いので、不満が態度に出る。イライラしていると、物に当たる。「ドタン!バタン!」と。
子供の頃から僕は、母が「ドタン!バタン!」と物にあたるのを見て「お母さん、何に怒ってるんだろう」と不安になっていた。「お母さん、機嫌直してよ」って、思っていた。
その感情を呼び起こされるから、必要以上に反応しちゃうんだね。
そのことが分かったら、少し落ち着きました。
まだまだ、自分でも分かっていない感情は色々ある。
こうやって、少しずつ自分のことを分かってあげていければ。
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