【レス、克服への道】相手が「扉を開けたくなる」ようにするには、どうすれば良いだろうか?

「レス」の克服
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拒否される側の立場に立って、レスの問題の克服への筋道を考えるとき、いつも頭に浮かぶのが「北風と太陽」のお話です。

旅人のコートを脱がすのに、風という”力”でごり押しするのか、温かく包み込んでコートを必要なくするのか。

いつも頭に浮かぶのに、なぜこれまで記事にしてこなかったのか。この話を書こうとすると、心がざわつくから。なぜざわつくのか。行為を拒否することで自分のことを否定されている(と感じさせられている)のに、なぜ自分の側が受け入れないといけないんだ!と、今でも心が反発するから。今では無意識のうちにできるようになっているのに、文字にして読んでしまうと、まだまだ自分の気持ちのどこかが反発したくなる。

書いている自分がモヤモヤしているのに、読む方々はもっと受け入れられないだろう、と思って、これまで記事にはしてきませんでした。(近いことは言ってきましたが。)

でも、「気持ちをぶつけるだけではダメだ!」と昨日の記事に書いて、じゃぁどうすればいいのよ、を書かなければ片手落ちになってしまうなぁと思うので。気持ちをぶつけるだけでは開かない扉を、どうやって開けるのか。

相手が「ドア、開けてもいいかな」と思える状況を作ること。それが一番の近道だと思います。

扉を開けて、出ていっても「セックス!セックス!」と責められることはない、という安心感が感じられる。

行為ができなくても、怒られることがない、責められることがない。行為がなくてもあなたが活き活きと、楽しそうに、幸せそうに生活している。

そして、、、行為がなくても、自分のことを愛してもらえていると感じられる。大事にしてもらえる。受け入れてもらえる。

そういう状況を作ることができれば、相手がそれを実感することができれば、相手はようやく心の扉を開いて出てくることができる。

「じゃぁ、俺の(私の)気持ちは完全に押し殺さないといけないの!?」

自分の要求が通っていないのに、相手の要求を飲まないといけない。これはとても苦しいことです。自分の気持ちにきちんと気付いて、自分の気持ちに寄り添って、自分を否定せずに受け入れて、自分で自分を癒してあげれるようにならなければ、こんな状況は作り出せない。自分で自分のことを否定している上で、相手を受け入れることなんてできません。

このブログにコメントをいただいたときに、「自分の気持ちを否定しないようにして下さい」とお伝えしているのは、こういう思いがあるからです。自分の「したい」という思いは否定しない。「したいけど、できないね。つらいね」と自分の気持ちに寄り添ってあげれるようになること。それができて初めて、一旦「セックスのこと」を横に置いて話ができるようになる。相手が一番嫌がっていることを振りかざしていては、いつまでたっても相手は心の扉を開けてくれることはないでしょう。

セックスのことを抜きにしても、相手のことを愛し、大事にすることができるようになること。相手の「したくない」気持ちを認めることができるようになること。それが最終的には相手が「心の扉を開けることができる」雰囲気を作ることにつながります。

それが、とても難しいことであることは良く分かっています。でも、相手に要求し続けていても状況は悪くなるばかりで良くはならない。苦しくても行動できるかどうか。あなたが本当に取り組まないといけないのは、そういう努力ではないでしょうか。

 

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