憑き物が落ちる

夫婦のお話
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この数か月、鬱々として気分の晴れない状態が大半を占めていた。

その原因は、薄々分かってはいたのだが、それを認めたくない自分が居て、葛藤していた。

これまで、夫婦の間をいい関係にするためにはどうすればいいのか、という観点からずっと悩み行動してきた訳なのだが、8月に自分の気持ちに気付いてから、ひとつの結論が頭の片隅に居座って振り払うことが出来ず苦しんでいた。

答えは、はっきりしているのだ。

別々の道を歩む方がいいのだ、という答えは。

それを認めたくなくて、ずっと鬱々としてきたけれど。

結論として、僕たち二人は夫婦としてやっていくには無理がある、ということだろう。

それを認めたら、なんだかスッキリした。「憑き物が落ちる」という表現は大げさかもしれないが、そんな気分だ。

もちろん、子供たちのこともあるし「だからすぐに離婚」というステップに進むつもりはない。いやらしい考えかもしれないが、子供たちの将来のことを考えたとき、経済的な面からも離婚と言う選択肢はベストな選択ではないし、自分自身も子供たちと離れていきていくことは望んでいない。

あくまで、精神的な部分での話だ。これまで「どう維持していくのか」「どう改善するのか」と考えて苦しんできたが、「ダメなものはダメで仕方がない。」そんな風に気持ちを切り替えてみた。

もともと、二人でいることに無理がある二人なのだ。

お互いアダルトチャイルドで、どっちも「負ける」ことが出来ない相手。それをここまで互いに無理を重ねてここまで来たのだ。その無理に、ようやく気付けたというべきなのかもしれない。

お互いにどうしても無理、ならば離れるのも良いだろう。別居も一つの選択肢かもしれない。が、今のところ一つ屋根の下で、共に生活し、子育てをするパートナーとしてやっていく、というのが現実的にベターな選択ではないかと思う。

結局、「良い夫婦の状態にしなきゃ!」と、「でなければ、離婚しなきゃ!」の二者択一的な考え方に縛られて、雁字搦めになっていたんだね。

無理してたって続かない。なるようにしかならないわ。

 

 

 

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