「靖国参拝」の問題について、きちんと知っている人はどのくらいいるだろう。

この国は、僕らはどうあるべきか
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「靖国神社」については、多くの方がその名前を耳にしたことがあると思う。

終戦記念日の前後と、春・秋に開催される「例大祭」の前後になると、「現役閣僚が参拝した」と言って朝日を筆頭とする左翼メディアが騒ぎ立てる。

今回もまた、秋の例大祭に合わせて現役閣僚が参拝したことを、朝日新聞がしつこく報じているようだ。

小学生のころ、当時の中曽根総理大臣が靖国神社を公式参拝し、そのことがメディアを賑わせていた。小学生だった僕は父に聞いた覚えがある。「なんで神社に行っただけでこんなにニュースになってるの?」と。そのときの父の答えは、「前の戦争を起こした”A級戦犯”が祀られとるけんたい。」だった。

そう「戦争を起こした(犯罪人である)”A級戦犯”が祀られているところに、政府高官が参拝する」ことが問題だ、と左翼の人たちは口を揃えて言うのだ。

では、この”A級戦犯”の人達について、今の日本人はどれくらい正確に知っているだろうか。

敗戦後に開かれた「極東軍事裁判」通称「東京裁判」について、名前くらいは憶えている方も多いだろう。

この裁判、学校で習う歴史の授業の中では、恐らくほんのちょっとしか触れられていない。

例えば、中学校で教えられるこの裁判の部分は、

「1946年に、極東軍事裁判(東京裁判)が開始され、戦争が始まった時の総理大臣だった東条英機らが「戦争犯罪人(A級戦犯)」として死刑になった。」

「中国、韓国といった日本の侵略を受けた国々からは「戦争犯罪人(A級戦犯)」を祭っている神社に公人が参拝することへの反発が寄せられている」

などと書かれている。メディアの報じ方も、この考えにベースを置いている。

しかし、当時の国際法に基づいて考えたとき、この「戦争犯罪人(A級戦犯)」の中に「有罪」であった可能性のある人が一人もいない、つまり全て「冤罪」だったということを知っている日本人は、どれくらいいるのだろうか。

恐らく、大半の日本人は、その事実を知らない。

当然だ。教科書で上のようなことを教わっていれば、それ以上掘り下げて調べない限り、真実には行きつかないだろう。

かく言う僕も、20年以上前に「東京裁判は戦勝国による不当な裁判だった」という主張を初めて聞いたときには、「また右翼の国粋主義者が戯言を言っている」くらいにしか思っていなかった。僕自身、朝日新聞をはじめとする左寄りメディアと偏向教育にばっちり洗脳されていたのだ。

しかし、政治的な思想が右寄りであれ左寄りであれ、歴史の事実は変えられない。「東京裁判が戦勝国による不当な裁判で、この裁判自体が国際法に違反したものだった」ということは、間違いない事実なのだ。

であれば、本来「靖国神社」参拝問題などと言うものは存在しない。

これは、日本を「悪者」に仕立てることで得をする中国・韓国と、自分達の悪事をなかったことにしたい米国、そしてその尻に乗っかって騒いできた左寄りメディアが勝手に問題化した単なる「プロパガンダ」にすぎない。

日本人は、そのことをきちんと知る必要があると思う。

 

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