「俺がいなくても、生きていけるでしょ」と言われて、彼に振られた、という話をちょくちょく聞きます。
男にとって「こいつは俺がいないとダメなんだ」と思わせてくれる女性というのは、それだけで自分の存在を認めてもらえる気分にさせてくれる「魅力的」な存在です。
特に、生活を共にする前の若い時期は、その傾向が強いように思います。
多くの男性にとっては、自分の存在
それに対して、自立していて自分の力で生きていける女性というのは、男にとっては自分の存在価値を感じさせてもらえる存在ではないので、あまり魅力を感じない。
それで、冒頭のようなセリフが出てくるのかもしれません。
基本的には、「俺が居ないとダメ」というのは幻想にすぎず、ほとんどの場合には「あんたが居なくても問題ない」女性ですから、そうして自分の存在価値を感じられなくなることで、夫は少なからず傷つくこともある。
そこで、自分自身にきちんと自信を持てている男性であればいいのでしょうけど。
僕のように、プライドは高いけど本質的に自分に自信を持てていない(いなかった)男にとっては、妻との関係から自分の存在価値を満たすことができないと、どうにかして自分のプライドを満たしたい感情に駆られてしまう。
僕にとっては、それがセ○○○でした。人によってはそれが過度な仕事への傾倒になったり、浮気・不倫になってしまったり。妻へのモラハラ・DVになったりする場合もあるのだと思います。
僕も含めて、男と言うのは、本当に面倒な生き物です。
そのあたりを、上手いことコントロールできている状態が、きっと「手のひらの上で転がす」状態なのだと思いますが、そこを目指すのは大変です。以前このブログでもご紹介した小野美世さんの「負けるが花」の取り組みなどは、「手のひらの上で~」とまでいかなくても、上手いこと夫婦どちらのプライドも傷つけずにやっていく方法なのだなぁと思います。
そういう意味では、男の方こそ「私が居なくてもやっていける」男になるべきなのかもしれませんね。
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