このブログで、レスの問題、夫婦間の性の問題について記事を書き始めて1年半ほど経ちました。
この1年ほどの間にいただいたコメント、メッセージ等を読み返してみたのですが、その過程で気が付いたこと。それは、レスの問題や夫婦間の性の問題に悩む方の多くが、「こんなことでこんなに悩んだりする自分は、おかしいのだろうか」と考えている、ということ。
これまでも、何度も記事に書いたように思いますが、「性のこと」で悩むこと自体は、全くおかしいことではありません。
悩み、苦しんでいる自分を責める必要などありません。
僕も、妻と「性のこと」でしょっちゅう揉めていたころは、「出来ないくらいでこんなに怒り狂う自分は、どこかおかしいのではないだろうか」と思っていましたし、妻も「そのことしか頭にないの？おかしいんじゃない！？」と言われたことがありました。
ネット上でも、そんな発言をよく目にする気がします。特に「拒否する側」の方の発言に。
この数年間で、レスや性に関する問題を専門にしている心理カウンセラーさんも増えてきて、レスに関する情報についてもきちんと本質を踏まえたものもネット上で見ることが出来るようになりましたから、以前に比べれば随分良い状況になってきているはずの今でも、やはり「性のことで悩むのは”おかしい”？」という思いに囚われている方は多くいらっしゃるのだなぁと改めて思わされました。
「性のこと」への欲求の強さというのは、思っている以上に個人差が強いものです。「性のこと」があっても無くてもどうでもいい、という方もいれば、「無いと生きていけない」というくらい大事な方まで、本当に大きな大きな差がある。
だから、今「性のこと」で悩んでいる方にとっては、それは「悩み」に値することだ、というだけのことです。悩むことがおかしいことでも何でもない。
「こんなことで悩むなんて、おかしいのだろうか？」と自分を責めるのは止めて、「どうしてこんなに腹が立つんだろう」「何がこんなに悲しいのだろう」と、自分の気持ちについて目を向けてみて下さい。
きっとそこに、何かヒントが隠れているはずですから。
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