【レス、克服への道】レス解決の切り札にはならないけれど。

「レス」の克服
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僕がアダム徳永さんの提唱する「スローセックス」に興味を持ったのは、下の子が生まれる直前のころだったと思います。下の子の出産前で、もちろん「行為」はできない時期でしたが、「もっと上手になりたい」という思いがあって、購入しました。

実際、会得できている訳ではありません。購入して読んで、付属のDVDを見て、妻との行為の際には実践しようとしましたが、妻が嫌がるので段々しなくなりました。

なぜ妻が嫌がったのか。それは「時間がかかるから」。「スロー」と銘打っているだけあって、本のとおりに実践しようとすると時間がかかる。育児で疲れている妻にとっては、気持ちよさよりも「さっさと終わらせて、寝させて欲しい」の方が先立っていたので、淡い刺激を長くされるとイライラしてくる。最初のころはそれで躓きました。

その後、行為のことで揉めている最中にも、何度か試したことがありました。そのときには、本人も「まんざらではない」感じではありました。が、やはり妻としては歓迎できない雰囲気がありました。

その理由は、妻が「我を忘れるくらい気持ちよい状態」になることに抵抗感を抱いていたことにありました。以前から妻との行為の際に、もう少しで達するかな、というところで「ダメ、ダメ」と止められることが多かったのですが、スローセックスを実践することでより深く強い快感を感じることにも抵抗感があったのでしょう。「くすぐったいから」などと言って嫌がるようになりました。

正直、本を購入したあと妻と「行為」のことで揉めるようになった時には、「行為」が上手になれば、応じてくれるようになるかも、という期待を持っていました。でも今思えば、これは逆効果だったのかなと思います。

「行為」をしたくないと感じている妻にとっては、僕が「セックスを上手に」と取り組むことが「嫌な事」に感じていたのでしょう。

拒否されている側が、「セックスをより良いものにすれば応じてくれるようになるのではないか」と考えてしまうことはごく自然なことだと思います。ですが、それはしたくない、と感じているパートナーにとっては、プレッシャーを増やして、ストレスに感じることなので、お勧めはできません。

ですが、男性の場合は「スローセックス」の基本的な考え方自体は知っておいた方が良いと思います。

・女性の身体は心と密接につながっていて、心が閉ざされていると身体も感じなくなる事。

・女性の身体は男が考えるよりデリケート。激しいのがいいと思っているのは男だけ。

・女性は「脳」で想像することで欲求が高まる。

何より、女性は「安心」して、リラックスした状態で、相手に「心を開いて」いないと、行為を楽しむことはできない。そのためには女性へのいたわり、思いやりがなければだめだということ。

こういった考え方は、AVを見たり、男性誌の記事を読んだりして得られる知識とは全く正反対ものです。レスの解消云々を抜きにしても、男であれば知っておいた方が良いことばかりだと思います。

奥さんから拒否されるようになってから、「スローセックス」を学んでも解消のための切り札にはなりません。でも、解決のための扉を見つけるための「糸口」くらいにはなるかもしれない。何より知っておいて損はないので、男性はぜひ読んでいただきたいと思います。

 

 

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