頭の中で、勝手に作り出したストーリー

セッ〇スレスの問題をはじめ、夫婦の関係性で悩んでいる方の多くが、タイトルのとおり「自分の頭の中で、勝手に作り出したストーリー」に苦しめられているなぁと感じます。

相手に実際に聞いてみた訳でもないのに「パートナーはきっとこんな風に考えているに違いない！」って決めつけて、その思考に自ら苦しんで。

そんな風に、自分で決めつけて苦しんで生きていくのは勿体ない、と思うんです。

セッ〇スレスの問題や、パートナーの浮気など夫婦の関係性に悩んでいるときって、視野が相当狭くなっているので、傍から見ればそんなに悲観的にならなくても大丈夫なのに、、、と感じることでも、もの凄く悲観的に捉えてしまっていたりします。

そういった狭い視野に立ってしまうと、本来とは違う間違った判断をしてしまうので注意が必要です。

僕の経験から言わせていただくと、妻の方はそこまで「悪意」はなくしたことを、僕が頭の中で「亭主をバカにした酷い妻に虐げられている」というストーリーを作り上げて、妻をまるで「極悪非道な鬼嫁」のように仕立て上げていた時期がありました。レスの問題で揉め始めた初めの頃のことです。

ほんの数年前まで、僕の頭の中にはその思い込みが根強く残っていて、妻の態度や妻の言動に何か気に食わないことがあるたびに、「こんな相手を選んだのが間違いだった」とか、「自分は不幸だ」とか考えてどんどん自分を不幸な方向に導いていっていました。

今、まさに奥さんからの拒絶に苦しんでいる多くの男性も、きっと同じような状況ではないかなぁと思います。

僕たち夫婦の関係性を立て直すことができた要因のひとつに、僕が、僕の頭の中で「妻を悪役にしたストーリー」を考えることを止めることができたことが挙げれると思います。いくら頭の中で考えているだけでそれを口にしなくても、そういう考えは相手に伝わります。そんな状態では、二人の関係が上手くいくはずはありません。

相手を悪者にするだけではなく、自分自身を悪者にすることも、結果は同じかもしれません。

とにかく自分の頭の中で勝手に作り上げたストーリーに振り回されて、実際に目の前で起きていることが目に入らない、という状況は物事を悪い方向に向けることはあっても、いい方向に向かせることはない、と思います。

今、あなたが考えていることは、事実でしょうか。それともあなたが勝手に頭の中で作り出したものでしょうか。ちょっと冷静に考えてみて欲しいと思います。