【レス、克服への道】「相手の浮気」で自分を責める必要はありません。

「レス」の克服
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レスの問題について見ていくと、浮気が絡んで問題を複雑なものにしていることが多いと感じています。男女の関係のことなので、ある意味仕方ないことなのかもしれません。

夫が浮気をしたときに、浮気をされた女性は夫を責めると同時に、「浮気された私にも原因がある」と、ご自身を責める気持ちになることが多いように感じます。しかし、僕は「浮気はご主人の心の問題なので、(浮気をされた)自分を責める必要はない」という風に考えています。

以前、記事でご紹介しましたが、男が浮気をするときには、「相手に不満があるから」ではなく、「一人、パートナーを確保したから」という安心感があってのことが多いです。確かに浮気を問い詰めると、「お前のここが、、、」「こういうところが、、、」と言い訳をすることがあるかもしれませんが、基本的には「させてくれる相手を探そう」ですから、不満があるとかないとかはあまり関係して来ない話がほとんど。だから、ご主人が浮気をしたとしても、あなたの元に戻ってきているのであれば、最初から浮気相手は単なる浮気相手。あなたが責任を感じる必要など、どこにもないのです。

僕がここでこう言い切っても、「いや、でも、私も反省しないといけないんじゃないだろうか」と感じているかもしれません。

僕がなぜ「自分を責めないで」と言っているかというと、自分自身を責めるということは、実は自分自身にとって、とてもダメージの大きな「自己否定」になります。そうすると、心がとても不安定になる。「自分が悪い」と自分を責めているつもりが、相手や周りのことも責めずにはいられなくなる。でも、自分を責めがちな人は、往々にして声を上げて相手のことを責めるのが苦手な人。相手にもぶつけられないので、必要以上に自分自身を責め続けて苦しむことになりがちです。

こういう状態のときって「相手のことを責めてはいけない」と思いながらも態度や表情、言動の端々に「私は傷ついているの。あなたのせいよ」という感情が出てしまうもの。そして、それは確実に相手に伝わる。「直接言われないけど、何となく責められている」という状態って、お互いにとって、とても居心地が悪いですし、信頼の回復には程遠い状態になってしまいます。

じゃぁ、口に出して「酷い!私をこんなに傷つけて。悲しい!苦しい!」と、口に出して相手を責めればいいかと言うと、そうでもありません。それまでそういう風に生きてきて、ある意味「訓練」ができていないと実際にはできないもの。いきなりそれをやれ、と言っても「自分責め」の癖のある方にはハードルが高くて、逆にそれがストレスになります。

まずは、「自分責め」を止めてみる。そして、「悔しい。苦しい。悲しい」といった感情を、ご自身の声で言ってみて下さい。声に出して言うことが大事です。心の中でつぶやくのではなく、きちんと自分の耳で聞こえるように、自分の口で言ってみる。そして、「つらかったね、悲しかったね」と自分で自分を慰めてあげる。これも、自分の口で言い、自分の耳で聞く。

信じていた相手に浮気をされる。それはそれだけでとても苦しいことなんです。そんな苦しい状態のときに、自分自身のことを「私も悪いから」と責めるのは、苦しんでいる自分に鞭を打つのと同じこと。

今はまだ、反省の時ではありません。

まずは、傷ついた自分の心に向き合って、寄り添って、癒してあげて下さい。

反省は、ある程度心が立ち直ってからでも、大丈夫ですから。

 

 

 

コメント

  1. まな より:

    こんにちは。
    きっと私に宛てたメッセージだと受け取り、泣きながら声にだしてみました。すぐには難しいかも知れませんが、何もしないと何も変わらないのでノートに何故悲しいのか悔しいのか辛いのかを書き出してみました。
    今は多分感情が凄く漏れてしまってると思います。抑えがきかないですね(^^;難しいです!自分と向き合って見つめ直す時間がきたのだと思って、今日も一日無理しないように穏やかに過ごします!が、すぐに破天荒な娘が帰宅しますが(笑)
    すなおさんも素敵な一日になりますように。

    • sorairo より:

      まなさん、伝わったようで良かったです。そうです、まなさんに向けて書きました。
      ブログの方も少し拝見しました。だいぶ辛そうですね。
      夫婦仲を修復すべくカウンセリングを受けているようですが、
      先日返信したとおり、今はまだその段階ではなく、まなさん自身の心を癒すことが最優先ではないかと思います。
      ずっと自分自身を抑圧していたことに気付くと、涙が止まらなくなったり、
      感情が抑えきれなくなったりすることがあります。
      できれば、流せるだけ涙を流して、泣いたほうがいいですよ。
      僕もアダルトチルドレンで、数年前に気付くまでは感情を抑え込んで生きていました。
      そして、僕もそのことに気付いたとき(車の中で)涙を流して泣きました。
      きちんと自分自身と向き合うことができれば、人生はきっとより良いものになりますから。「経験者は語る」ですから、間違いありません。
      まなさんのこと、応援してますよ。

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