「自分ですること」を否定的に捉えている、その気持ちの背景には

「レス」の克服
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ちょっと前に、「自分ですること」のすゝめ」という記事を書きました。

上手いこと性欲と付き合っていくためには、パートナーが必要な「行為」だけでは満たすことが出来ない僕のような人もいます。ましてやレスの状態であれば、なおのこと。そのためには、上手に「自分でする」ことが大事だと思い、この記事を書きました。

でも、多分タイトルを読んだだけで、「え~、嫌だぁ」とか、「何言ってんだこいつ」とか、「否定的」に捉えた方も多かったのではないかなぁと思います。

「自分でする」と聞いて、「嫌な気分」になることを、責めるつもりはありませんし、無理やり「「自分でする」のはいいことなんだ!」と押し付けるつもりはありません。

「嫌だなぁ」とか、「恥ずかしい」と言う風に感じたあなたには、「じゃぁなぜ私にとって”自分ですること”が嫌な行為なんだろうか」「なぜ恥ずかしいと感じたのか」、その点に少し焦点を当てて考えてみて欲しいなと思います。

きっと、「自分で性欲を満たすこと=悪いこと、いけないこと、恥ずかしいこと」って思っていて、「自分ですること=してはいけない行為」という公式が頭の中にあるのだと思います。そしてもう一歩踏み込んでいうと、「性欲は、相手に満たしてもらわないといけないもの」という思い込みが存在するのだと思うのです。

僕は、性に対して非常に開放的な親の元で育ち、男女交際も、婚前交渉も、「自分ですること」についても一度も否定されたことの無い環境で育ちました。それでも、「自分ですること」に対しては「恥ずかしいこと」そして「パートナーがいるのに自分でするのはおかしい」という思い込みをこの間まで持ち続けていました。性に対してこれだけオープンに育てられた僕でもそうなんですから、「男女交際!?ダメダメ!」「「自分でする」なんて破廉恥な!」と言われてしまうような環境で育った方にとっては、「とんでもなくダメな、悪いこと」というような思い込みが染みついてしまっていても仕方がないことなのかもしれません。

「性欲とは、相手に満たしてもらわないといけないもの」という思い込みを持っている方が、性欲が旺盛でいつも満たしてくれる相手と一緒になれれば良いですが、多くの場合はそうはなりません。なぜなら、相手を選ぶ基準として「性の相性」を考えるのはこれまた「いけないこと」だとみんな考えていて、そっちの相性は「何とかなるでしょ」と後回しにしちゃうから。

そうして、結婚後に「なんで?なんでしてくれないの?」となってしまう。

「「自分で」しても、終わった後が虚しくて」という声もよく聞きます。その「虚しさ」に隠れているあなたの気持ちって何でしょう。「本当は相手にしてもらうべきことを、一人でしないといけない自分は、情けなくて恥ずかしい」?そんな気持ちが隠れているかもしれない。

決して、そんな風に感じてはいけない、という訳ではありません。ただ、「こんな風に感じている自分がいる」ということには気づいてあげた方が自分のためです。こんな風に「心が動く」ときって、自分の本当の気持ちに気付くチャンスですから。意外と、自分自身が「性のこと」について否定的に感じていたりするものです。

 

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