「性のこと」以外は、全然問題ないのに。
そんな風に嘆く声をたまに見かけることがあります。
「それ」以外では夫婦仲はとてもいい。「性のこと」さえなければ私たちは上手くいくのに。
でもそれ、本当でしょうか。
本当に、それ以外では「仲良し」なのでしょうか。
そう思っているのは、もしかしたらあなただけなのかもしれません。
このブログ、書いている僕が「拒否される側」であったこともあり、読んでいただいている方の多くはやはり「拒否される側」。「拒否する側」の方で読んで下さっている方はあまり多くはないのかもしれませんが。。。
「性の欲求」が夫婦でズレてしまっている時に、苦しんでいるのは「拒否する側」「拒否される側」どちらも苦しんでいる状態です。多くの方が言われるように「拒否される側」だけが苦しんでいる訳ではありません。
でも、性のことについて「我慢」を強いられているという意味では、「拒否される側」の方がより「我慢」をしているのは間違いない。
自分にとって必要なものを「我慢」させられている状態というのは、想像以上にしんどいこと。これは、「我慢して応じる」ことを想像すればそのシンドさが分かるのではないかと思います。
ですので、「拒否する側」「拒否される側」双方が「出来ないのは仕方ないこと」という風にある程度「納得」できる状態であればいいのですが、そんな風に話しも出来ていない状態ではいくらそれ以外のところで仲良く出来ているように見えても、「拒否される側」の心の中には大きなわだかまりが存在しているものです。
特に、きちんとした話合いが持たれることなく、「したくないんだから、仕方ないよね」「だからあなたが我慢するのは当然よね」というような態度であればなおのこと。
だから、「我慢して応じるべきだ」という訳ではありません。でも、相手の心の中にはそういった「わだかまりがあるのだ」ということ。それだけは分かっておいて欲しい。そんな風に思います。
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