あの人は、今

「レス」の克服
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7年前、僕たち夫婦の間でレスのことが問題になってからしばらく、僕はヤフーブログで日々の不満について毎日のように書き立てていました。

内容的には、今となっては思い出すのも恥ずかしいくらい、毎日毎日「出来ない」ことや妻への不満ばかり。

そんな中身のないブログでしたが、やはり同じように夫婦間のレスによる苦しさを感じている方が読んでくれるようになり、コメントなどで交流するようになりました。

その中で、ちょうど同じくらいの年齢の男性について、強い印象が残っていてときどき思い出されます。

その男性も、僕とちょうど同じくらいの年齢の方でした(当時、30代半ば)。結婚して子供が出来てから、奥さんが行為を嫌がるようになり、応じてくれても曰く「布団の中でも、彼に背中を向けてスマホを見ながら「早くしてよ」」という態度。そんな奥さんに絶望して、もう二度と奥さんとはしない、と心に決め、それ以来婚外の女性を出会い系サイトで求めては、刹那的な行為によって自分を保っている、というお話でした。

当時、僕も妻が行為の時に冷めた雰囲気であることに気付き、そのことに腹を立てていたので、意気投合したのですが。。。

あくまで妻との行為を取り戻したい僕と、奥さんとの行為などもう必要ない、というその男性との間で、意見が合わなくなるのにそれほど時間は必要ありませんでした。彼は「そんな努力は無駄だよ、あきらめろ」的なコメントばかりを寄せてくるようになり、やがてやり取りは途絶えました。

その後、僕が書いていたブログは妻に露見し、閉鎖。僕たち夫婦は離婚一歩寸前、という状態になり、その後関係を修復して今の状況になるまでに3年ほどを要しました。

僕たち夫婦の状況が落ち着きを取り戻した今、彼は、彼ら夫婦はその後どうなったのだろうか、と思い返しました。ヤフーにあったブログも数年前に見たときには閉鎖されていたように思います。

少なくとも、性の欲求、という意味では奥さん以外の方との行為で満たされていたはずの彼。しかし、その記事にはいつも何とも言えない寂しさが漂っていました。今思えば、一時的な行為で欲求は満たせていても、彼自身が心の中で欲しているものは満たされないままだったのでしょう。

それは、きっと「奥さんからの愛情・承認」であったのでしょうから。

 

 

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