「レス」も「浮気」も、特別なことではない。

「レス」の克服
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結婚生活においては、「レス」の問題もパートナーの「浮気」も特別なことではない。

とっても突き放した、冷たい一言ですが。

レスの問題や夫婦の問題について、「動物行動学」や「脳科学」の観点から真面目に考えれば考えるほど、この問題に苦しんでいる方にとっては何の励ましにもならないであろう、この事実に行きついてしまいます。

日本をはじめ、世界の主要国で「当たり前」とされている「一夫一婦で一生涯」という制度は、宗教上の理由や社会通念といった方向から決められたもの。1万年に及ぶ進化の過程を経た”動物としての人間の行動”や”人間の脳”の性質を顧みると、一生涯同じ伴侶を変わらずに愛し続け、異性として求め続けていくことは、なかなか難しいこと、と言わざるを得ません。

同じ伴侶からの変わらぬ愛情を維持し、異性として欲求を持たれ続けるためには、結婚した後もそれなりの努力の継続が必要なのだと思います。

結婚がゴール!とばかりに「これで安泰!」と努力をしなくなることは、とても危険なことなんでしょうね。

ただ、人間の脳の仕組みや、動物としての特性上、これらの問題が「特別な状態ではない」ということは、これらの問題によって苦しんでいる方にとってみれば、「自分のせいではない」という風に割り切って考えるための材料にはなるのかなぁと思います。

ちょっと、逆転の発想、にはなりますが。

特に今の日本では、結婚後もパートナーに対して愛情を注いで、異性として求め続けることが「変わってる」という風に見なされる風潮すらありますから、夫婦間での愛情やスキンシップが「あってあたり前」という価値観がある欧米をはじめとする諸外国に比べれば、一層難しい問題になっているのかもしれませんね。

おまけに、SNSなどによって簡単に他者とつながり、承認欲求を得られる今の世の中ではパートナーからの共感を得られなくなったり、うまくいかなくなると、違う関係を求めてしまったりするのはある意味仕方のないことなのかもしれません。

何日か前に記事に書いたように、どんなに努力しても相手の心のあり方を変えることは不可能です。ですから、今苦しんでいる皆さんに出来ることはいつもお伝えしているように、「自分の心と向き合って、相手に依存しなくていい状態にすること」でしかないと思います。

何にせよ、今のその苦しい状態があなただけのせいではない、ということ。それだけは、間違いないから。

 

 

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