複雑怪奇でややこしい僕の承認欲求

”アダルトチャイルド”について
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昨日の記事にも書きましたが、この数日、妻がとても「頑張ってる」感じが伝わってきます。

僕の仕事が忙しく帰りが遅いから、ということもあるのですが、家事もこれまでに比べて随分やってますし、今までは朝シャワーで済ませていたのにちゃんと風呂に入って寝たり、ダイエットしなきゃとストレッチとか始めてみたり。

「このままでは愛想つかされる。やばい。」そんな心の中の声が聞こえてきそう。

それに対して僕はと言うと。

ただただ、なんだか居心地が悪くて。またいつか妻が切れるんじゃないかとか、そんなに気を遣わなくても、、、などと考えてしまう。

僕は以前から、妻に対して「大事にされていない」とか「気にしてもらえていない」とか、要は「自分を認めて欲しい」ということばかり思っていましたが、実際にそんな風に扱われると、そんな扱いに慣れておらず、居心地が悪いらしい。

昔、高校生の頃に国語で習った中島敦の「山月記」という小説の中で、「尊大な羞恥心」「臆病な自尊心」というセリフが出てきて、「なんじゃそりゃ???」と訳が分からないなぁと感じたことを覚えていますが、人間のプライドというのは複雑で表現しがたいもの、なのかもしれません。

「自分自身を認めて自分を大事にする」

そのことをお題目のように言ってきたけれど、結局まだまだ自分でもそこが出来ていないのだろうなぁと思います。まだ妻にその部分を求めてしまうし、自分を信頼し切れていないから、妻のちょっとした言動や態度に苛立って、衝突してしまう。

昨日、仕事から帰ってきて遅い夕食をとろうとおかずを温め直していると、子供を寝付かせた妻が寄ってきて、彼女の職場の話をマシンガンのように話し始めました。それは、夕食を食べている間、そして食器を洗っている間も絶え間なく続きました。

ときどき、僕も自分の話をしようとするのですが、すぐに妻が自分の話をかぶせてくる。いつもなら「俺の話を聞かない」と思って機嫌を悪くしてしまう場面。でも。

なんだか、子供の頃の自分を思い出してしまった。食事の準備をする母に、「聞いて聞いて!」と台所で話しかけている自分を。妻が僕の話を遮ってまで自分の話を繰り出してくるのは、ただ単に「話したい!聞いて欲しい!」という欲求が強くあるからだけなのかもしれないなぁ。。そんな風に感じました。なんだか、小さな子供みたいだなぁ、、と。

夫婦の間に、話したい事も存在していない人だって、世の中には沢山いる中で「夫が帰ってきた!ねぇ聞いて聞いて!」と溢れるように話をしてくる妻の存在を、もっと喜んで、愛おしんでもいいのかもしれません。

何だかとりとめのない話ですが、この辺で。

 

 

 

 

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