どんなに頑張っても

”アダルトチャイルド”について
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僕たち夫婦が一番仲が悪かった頃、僕は妻のことを「アスペルガー症候群」だと思っていました。「こんなに相手の話を聞けない、相手の気持ちを理解できないなんて、そうに違いない」って。

そして、妻は妻で僕のことを「アスペルガー症候群」だと思っていたようです。

二人とも、「自分が正しい。相手がおかしい」という前提で相手を見ているので、このような見方になってしまっていたんですね。

つい最近まで、僕は妻も”アダルトチャイルド”だと思っていました。お兄さんと比較されて育つ中で、「出来ないって言っちゃダメ!出来ないって認めちゃだめ!」と刷り込まれた「怒れる子」なのだと。

でも、最近はちょっと違うかもなぁとも感じています。もちろん、そういう気質があるのは間違いないですが、”アダルトチャイルド”というほどのことでもないのかなぁと。

まぁ、この際妻が”アダルトチャイルド”に当てはまるのかどうか、は置いといて。

相手の「思考の癖」に気付いた時に、それを「何とかして変えてあげたい」と感じるのは、ごく自然な感情だと思います。

生き辛く生きるより、楽に生きられた方がいいに決まっていますし、パートナーにもそうあって欲しい、と思うことは情のある夫婦ならば当たり前。それ自体は悪いことでもなんでもありません。

でも、どんなに頑張っても、所詮はそれは相手の心の問題。相手が「これではいけない」と思わない限り、相手の感情をコントロールすることなど不可能です。

どんなに頑張っても、相手の考え方、感じ方を変えることなど出来ないのです。

そう考えれば、相手がアダルトチルドレンだろうが、アスペルガー症候群だろうが、あまり関係は無くなってきます。だって、何であろうとも相手を変えることなどできないから。

僕達夫婦で言えば、僕の方が色々と心の状態や仕組みについて勉強し、変化してきましたが、片方が変化していくと、相手の方にも伝わってくるものがあるようです。

相手の方から見て、なんだか幸せそうだな、楽しそうだな、と感じさせるような生き方が出来てくると、ゆっくりではありますが、パートナーにも変化が出てきます。

だから、焦る必要はない。

相手の心の状態を心配するよりも、とにかく自分の心の状態を整える事。

それが、大事なことではないかと思います。

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