「行為がない」ということが問題なのではなくて

「レス」の克服
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妻から頻繁に「行為」を拒否されていたころ、僕はいつもこんな風に思っていました。

「同じできないにしても、もっとこちらに気を遣ってくれたらこんなに腹が立たないのに。」

例えば、「今日はOK」と言われていたのに、仕事から帰ると妻は寝落ちしている。そんなときに、「今日は疲れているから、明日でもいい?」とか、メールなりで知らせてくれればいいのに。そんな風に思っていました。

妻は、「今日はOK」と言っていたとしても、直前になって「やっぱり無理」となることが良くありました。よくあったのが、布団を敷いて、お互いに服を脱いで妻を抱き寄せようとしたら身体を固くして拒んだり、顔を背けたり。本人にとっては、「ギリギリまで何とかしようと思っていたけど、無理だった」ということで、「私は努力してるのよ!」となるのでしょうが、拒まれる方としては「天国から地獄」。そんなだったら、準備をする前に「ゴメン、今日はやっぱり無理」と言われた方が何十倍もマシ。

結局、「行為」ができるできない、という問題以前に、何に不満を持っていたかと言うと、「こちらへの思いやり」が感じられないことに腹を立てていたのだと思います。

拒否されて苦しんでいる方々の中には、同じような気持ちを持っている方が意外と多いのではないかと思います。

セックスができる・できないという事実よりも、「大事にされていない、大事に思われていない」と感じさせられる方が、気持ち的には大きな怒りを生むのかなと思います。

それが、ごちゃ混ぜになって「自分が何に腹を立てているのか」が分からなくなってしまうのかなぁと。

この話を妻にしたことがあります。2年ほど前だったか、一番ひどいころよりはマシになったけど、まだたまに「行為」のことで喧嘩をしていた頃。僕も以前よりは冷静に考えれるようになっていて、「断るときに、もっと気を遣ってくれたらいいのに」と。そうすると妻の答えは「断ったら怒るから、あんな言い方しかできなかった」というものでした。

その後、僕の方は妻との「行為」以外で自分を癒すことが出来るようになり、今では断られ方なんて何も気にならなくなりました。(そもそも、向こうがOKのタイミングだけなので断られることもほぼないですが。。。)

拒否される側は、自分自身に余裕が持てるようになれば断られ方も気にならないと思います。

拒否する側は、「相手のことを思いやっているよ」というのが伝わるような断り方ができればもめごとはもっと減るのかもしれません。

 

 

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