少し、「男」を弁護したい

よりよく生きるために
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このところ、ずっと女性読者を意識して、浮気をする「男性の思考回路」に焦点を当てた記事を書いていました。こうやって書いてくると、男と言うのは本当に面倒で、分かりにくくて、子供で、と思えてきます。

しかし、僕もその「男」の一員ですから、「男」の側を弁護したくなる気持ちもない訳ではない。

レスのことでブログ記事を書くようになって思うのは、「現代」は男にとって本当に生きにくい時代だなぁということです。

仕事のストレスが、とかいう訳ではありません。その面で言えば、昔はもっと命がけの仕事が沢山あったし、戦争もあって、男はいつも「死」と隣り合わせでしたから、いくら今「ストレス社会だ」と言ったっていつも命の危険にさらされている訳ではない。

何がって、「女性からの要求事項」が、こんなにもコロコロ変わる時代というのは、人間の歴史の中で初めてではないかと思うんです。

いや、コロコロ変わるだけでなく、複雑かつ、多様化していて、男はそれになかなかついていけないのかなぁと感じるんです。

わずかひと世代前、つまり親の世代の男に求められていたのは、外で働き、妻や子を養う、という「分かりやすい」使命でした。家のことは妻に任せて、しっかり働いてこい!というのがその頃の考え方。しかも「男はスケベ」だということが否定されることもない世の中でした。

しかし、この30年ほどの間に、男に要求されるものはどんどん変化していきました。仕事だけではなくて、「子育て」「家事」を積極的にこなすことが「美徳」とされるようになり、仕事においても「ワークライフバランス」が求められるようになりました。また、職場への女性進出が進むにつれて「セクハラ」への厳しい取り締まりが始まり、「女性を性的対象」として見ることに厳しい制約と厳罰が課せられるようになりました。男が「スケベ」であることは「悪いこと」とみなされるようになりました。

「甘えてる!」と言われるのを覚悟で言えば、「負担」は増えて、楽しみは減った。そんなところでしょうか。

家事育児、「セクハラ」への取り締まりは、仕方がないことだとは「頭」では分かっているつもりでも、職場では「スケベ心は悪である!」とされて、家に帰ってきたら「子供の前では良い父親でいなさ~い!」「よい夫であってよね!」、そして夜だけ「はい、男になって!」。

ここについていけない男が出てきても、それはある意味仕方がない部分もあるのかもしれません。

あれ、ここまで書いてきたら、女性も同じなのかもしれないなぁと気付きました。

「家ではお母さん、外ではきっちり仕事して、夜だけ女になれ!」って、それもまぁ無理な部分があるのかもしれないなぁ。。。

 

コメント

  1. ガートルード より:

    初めまして。こちらのブログは男性目線の考察が非常に参考となるのでいつも興味深く拝見しております。
    ただ、今回はどうしても憤りを感じる記載がありましたのでご意見させていただきます。
    内容は「セクハラ」についてです。これを「楽しみ」と表現していることに強い憤り、果ては恐怖を感じます。やはり世間の男性はセクハラを「女が騒ぎすぎ」「それぐらいで…」と思っているのでしょうか。被害を受けた女性がどれ程の恐怖や嫌悪を感じているか想像もできないのですね。女性を確固たる人格を持った、対等な相手だと全く思っていないのだと感じました。
    セクハラが厳罰化されたのも、女性の人権が本来あるべき形で認められたからではなく、社会進出して女がうるさくなったら仕方なく、ということなのですね。
    男がスケベであることは、今でもしっかりと認められていますよ。巷に溢れる性関連の商売により、いつでもどこでも女を性の対象として消費できる時代です。スケベであることが取り締まりの対象であれば、これらの商売が真っ先に取り締まりの対象となるはずです。
    アダルトビデオや風俗に被害者は(通常は)いませんが、セクハラには必ず被害者がいます。いじめと同じです。撲滅の一択です。
    過去にセクハラ被害に遭った方、今も被害に遭っている方がこれ以上傷つかないように祈るばかりです。

    • sorairo より:

      ガートルードさん、コメントいや、ご指摘いただきましてありがとうございます。
      まずは、記事の中にあった「不適切な表現」について、不快な気持ちにさせてしまったことを、心よりお詫びいたします。申し訳ありません。
      確かに「楽しみ」と表現したことは、良くなかったと感じています。そして、「被害者の気持ちを考えていないのでは」というご指摘も、
      そんな風に受け取られても仕方のない短絡的なものだったなぁと思います。
      つきましては、ガートルードさんのこのコメントと、それに対して僕が「言いたかったこと」を記事として書かせていただければと思います。
      貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。

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