夫婦間の”忖度”は、ほどほどに。

よりよく生きるために
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夫婦間のセッ〇スで揉めていたり、パートナーの浮気などの問題で揺れ動いている方からのコメントを読ませていただくと、ときどき「それは、直接相手に聞いてみた方がいいんじゃないですか?」と思わされることがあります。

男と女では、脳の構造からして違うから。

以前にも記事に書きましたが、パートナーに対して言いたいことや聞きたいことがあっても、「こんな風に思われるんじゃないか」「こんなこと言ったら嫌がられるんじゃないか」とか、相手の気持ちを”忖度”して、言えなくなってしまう。聞けなくなってしまう。

以前、妻との夫婦関係に悩んでいたときに、「男女の考え方、感じ方の違い」に関する本や、ネット上の記事を読み漁っていた時期があります。そのときに痛感したのは、「人間の男と女は、もはや”違う動物”と言っても過言ではないほど、物事への感じ方、反応、考え方が違っている」ということ。男女の間では脳の構造からして違いがあるので、異性であるパートナーに「自分と同じように考えて!感じて!」ということには、無理があるのです。むしろ、”違い”があることを前提に、考えが一致したなら「すごい!」と喜ぶぐらいがちょうどいいのかもしれません。

そんな風に違いのある「男女」ですから、相手の思っていることを”忖度”したって、当たる方が少ないのです。であれば、最初から素直に聞く方が間違いがないですし、その方がいい結果につながりやすいと思います。

こんな風に偉そうに言っている僕も、ほんの数年前までは自分の本音を妻に言うことが出来ず、苦しんでいた一人です。自分の考えている事を、自分でも理解できていなかった訳ですから当然ですが、本心と違ってもその場を取り繕って、でも「察してくれよ」と苛立ってしまう。妻からすれば、訳が分からない。そんな風だったと思います。

相手の本音を聞くには、自分が本音を語るのが大前提。でも,,,。

相手の気持ちが分からなければ、素直に聞くのが一番、ですが、その大前提として、自分が本心をきちんと相手に語ることが必要です。

自分の気持ちは、相手に隠しておいて、相手が本音を語るはずなどありません。セッ〇スレスの問題や、浮気の問題の後でお互いの信頼関係が崩れていたり、揺らいでいたりするのであれば、なおのこと。

いきなり自分の本音を言うことなんて出来ない!という方もいらっしゃるかもしれませんし、多くの方は”自分の本音”自体が分からなくなってしまっているかもしれません。でもそれは仕方のないこと。このブログのコメント欄にコメントをいただいた方の中にも、ご自身の本心が最初は分かっていなくって、コメントに自分の気持ちを書いていくうちに気付いく方がいらっしゃいます。

夫婦間でもめ事を抱えているのは苦しいので、「早く解決したい!」と思う気持ちはとても良く分かります。でも、「自分自身の気持ち」が良く分からないのに、相手と対話してもお互いが混乱するばかり。最悪の場合、変な風に誤解して問題をエスカレートさせてしまう可能性だってあります。

相手に自分の気持ちを素直に伝えることが出来るように、まずは自分自身の気持ちをきちんと整理するところから始めましょう。

 

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