【レス、克服への道】「安心感」が必要だ

「レス」の克服
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僕は、レスの問題を克服するためには、夫婦二人ともがこの問題から目を逸らさずに向き合うことが必要だと考えています。そのためには、「拒否される側」がセックスのことで「拒否する側」を責めない状態を作ることが必要だと考えています。

拒否される側の多くの方にとっては、「そんなの無理!」と感じるかもしれません。「主張しないと、なくてもいいことにされてしまう」という焦りを感じることも、良く分かります。

当然、二人の間できちんと話し合いをもって、「俺(私)は、セックスが出来る関係でありたいと思っている」というご自身の考えはきちんと相手に伝えて、相手もそれを理解している、ということが前提になります。その上でのお話です。

拒否される側としては、今のこの苦しみがいつまで続くのか、どこまで我慢すればいいのかが分からないのが不安で、定期的に相手に自分の苦しさを訴え、「早くしてよ」と責めたくなる気持ちになると思います。ですが、この「自分のせいで相手が苦しんでいる。」という状態が、「拒否する側」にとっては非常に大きなプレッシャーであり、大きなストレスになりがちです。このストレスというのは、「拒否される側」である僕達からは想像がつかないほど大きく、苦しいものです。

夫側拒否の場合には、男性は「自分のせいで妻が苦しんでいる」ということに耐えられずに、現実から目を背けたくなったり、相手に責任を転嫁してその重圧から逃れようとしがち。部屋に引きこもったり、「お前に魅力がないからだ」と逆切れしたり。

妻側拒否の場合には、「私がおかしいんだ」とか、「私さえ我慢すれば」と自分を責めてしまう場合と、「ホルモンバランスの影響だから、仕方ないでしょ」と居直るケースと両方があります。自分を責めてしまうケースでは、最悪鬱になったり、体調を崩してしまうことも。

パートナーが安心してこの問題に向き合える状態になるには、この「セックスのことで責められている」というプレッシャーから解放してあげることが必要なのではないかと思います。

実際、僕達夫婦の場合で言うと、夫婦間の関係性が良くなったこの1年ほどは、期待したタイミングで出来なかったり、「今日は無理」と断られても僕が不機嫌にならないようになったことが大きかったと思います。

「パートナーは、本当はセックスをしたいと考えている。でも、私(俺)がしたくない状態なのを受け入れてくれている」という状態があるうえで、「セックスのことで責められることはない」という安心感があってはじめて、拒否する側はこの問題と向き合うことができるのだと思います。

お互いを責め合っても、良い関係性を築くことが出来ないのは、夫婦でも同じこと。今必要なのは、「安心感」なのかもしれません。

 

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