昨日の記事で、男は暴力的になったら負けだ、と書きました。
それに関して、補足を少し。
男性に限らず、女性についても同じことが言えますが、これまで見たこともない怒りの態度や、攻撃的な態度、言動を見せた時に「こんな風になったのは私のせいなんだ」とか、「いい人だったのに、彼が壊れてしまった」などと、自分を責める方をよく見かけます。
また、悪いことに切れたパートナーの方も、「お前のせいだ!」「お前が悪い!」などと思い、そんな風に言うので、「優しかった彼をこんな風にしたのは私が悪いから」という風に思い込んでしまうのでしょう。
これって、パートナーをDV夫(最近はDV妻も)に育ててしまう一つの原因になっていると思います。
しかし、それは違う。
その暴力的な一面は、もともと彼(彼女)が持っていたもの。彼らの持っている人間としての一面に過ぎません。
人は成長していく過程で周囲との関係に合わせて自分のあり方を調整していきます。その時、もともと持っていた性格や、あり方では周りに、特に両親に受け入れられないと感じると、その性格や性質を閉じ込めて表に出さないようにしようとする。
イメージで言えば、色んな方向に芽が出ているジャガイモのいい面だけを上に向けて、その他の面を土の中に埋めて隠している感じ、かな(例えが下手ですね。。。)
ジャガイモの芽は、下に向けようが何だろうが地表を目指して出てきますが、人が「隠そう」とした芽は、本人も「出ちゃダメ!」と思っているので普通にしていると表に出てきません。
でも、環境が変わって自分の周りの土が無くなると、急にその面が見えてきたりする。そうすると、本人も周りも、「こんなの俺じゃない!」みたいなことになってしまう。
その環境の変化とは、人にも寄りますが、例えば結婚であったり、子供が出来たことであったり、仕事で上手くいかないことであったり。様々です。
でもいずれにせよ、それはその人がもともと持っていたものが、見えるようになっただけ。
掘り起こしたのはあなたかもしれませんが、そのことを必要以上に責める必要などない。
あまり「私のせいだ」と言い過ぎると、相手をどんどんDV夫に育てていくことにもなりかねません。
これは、浮気についても同じかもしれませんね。
そのことについては、またの機会に。
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