「頑張った」代償にセッ〇スを求めるのは、脳の要求らしい。

「レス」の克服
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最近、週末に図書館で本を借りてくるようになりまして、今読んでいるのが「残念な脳」という、神経科学の研究者がユーモアたっぷりに書いた脳科学についての本です。

その中で、「あぁ、そうだったんだ」と思わせられることがあったので。

奥さんに拒否されている場合によくあるのが、夫が何か頑張ったりしたその「代償」として、セッ〇スを要求する、ということ。

僕も、一番揉めていた頃によくそんな風になってました。

「これだけ家事をしたんだから」「子供の面倒を頑張ってみたんだから」と言った場合に、「おれはこれだけ頑張ったんだから、当然させてもらえるよね!」みたいになってしまう。

で、これって拒否する側の妻からすると、「かなり鬱陶しい」ことのようです。「代償としてセッ〇スしないといけないんだったら、もう何もしなくていい!」と思うようです。

この、「ご褒美」としてセッ〇スを求めてしまうことって、男性だと他の場面でもあると思います。例えば、つらい仕事を頑張って乗り越えた後だったり、長い出張から帰ってきた直後だったり。

しかし、なんで何かの「代償」としてセッ〇スを求めてしまうんだろう?これまで不思議に感じていました。

どうやら、セッ〇スで感じる「快感」というものは、与えられた刺激を「報酬」として受け入れる部分で感じているようなのです。例えば、甘いものを食べて感じる刺激などと同じような場所で感じている、ということ。

だから、何かにつけて頑張ったことの「代償」や「報酬」としてセッ〇スを要求したくなってしまうんですね。

では、女性の場合にはどうかと言うと、セッ〇スがちゃんとした「快感」「快楽」として脳に記憶されていれば、同じように感じる可能性があると思います。しかし、そうでない場合。ご主人とのセッ〇スが、退屈だったり、気持ちよくなかったり、ましてや「苦痛」だったりすると、男性と同じように「報酬」としては捉えられませんよね。

まだ、読んでいる途中なのですが、他にも人間が「実際にはあるかどうかも分からないような不安要素」を自分の脳の中に作り出して、それを追い求めるのは、「生きることに対しての危険を少しでも早く見つけて対処しようとするため」。これって、夫婦間でも「あの人はきっと浮気してるわ!」とか、「あいつはきっと俺をバカにしてるんだ!」とか、勝手に決めつけて不安になったり腹を立てることに当てはまると思います。

自然界の中では「弱者」である人間が、自分の身を守るために手に入れた「脳の働き」が、現代を生きる僕たちを「不安」に陥れていると思うと複雑な思いもしますが、「脳がそうしろって言ってるんだって」と分かれば、少し気が楽になるというもの。

脳の働きを知るというのも、なかなか面白いものですね。

 

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