僕には、息子がいますし、二人の甥っ子もいます。
小さい頃の男の子を見ていると、男にとって「プライド」というのは大事なものなんだなぁと痛感させられます。
例えば楽しく遊んでいたはずの甥っ子が、急に泣き出す。なんだなんだと思っていたら、彼がちょっと失敗したのを、「可愛いねぇ」くらいのつもりでみんなが笑ったことが気に食わない。「みんなで俺のことを笑った!」と言って「怒り泣き」している。
息子は、ちょっと難しいこととか、自分で出来なさそうなことがあるとなかなかやらない。手をつけようとしない。甘えているだけかなぁと思っていたけれど、そうではない。「失敗」して、自分のプライドが傷つくのを恐れているんです。
かくも小さいうちから、男はプライドを大事にして生きているんです。
ここからの話は、全ての「拒否する夫」に当てはまる訳ではないことを頭に置いて読んで下さい。
奥様方の中には、ついついご主人を自分の「支配下」に置こうとしてしまう方が居ると思います。「支配下」と言うと聞こえが悪いかな。自分の「コントロール下」に置きたがる、というか。
「コントロールする」というと、どうしても「自分の思い通りにならないと怒る」みたいに思いがちですが、それだけではありません。思い通りにならないと泣く、とか、やたらと干渉しちゃうとか。携帯を覗き見ちゃうとか。
そういうことに、過敏に反応しちゃう男の人もいるということ。
それ意外にも、ご主人がちょっと失敗したりすると、「ほらね、だからダメなのよ」等々。そうでなくても、自分の思うようにご主人が動いてくれないと、「何で?何で?」となってしまったり。
他にもあります。例えばご主人がした家事を、「やり方が違うのよ」とやり直す。やり直さなくても、文句を言う。「やらなくていいよ、私がやるから」と言っちゃう。相手に任せることが出来ない。
ご主人が話しかけているのに、聞いていない。問いかけに全然違う話題で応える。「それはいいんだけど、」と話題を変えてしまう。そんなつもりは無くても、ご主人からすると「俺の話はどうでもいいんだ」と映ってしまう。
「え、そんなことで?小さい男!」と思った方もいらっしゃると思います。確かに小さいです。面倒です。でも、男と言うのは面倒な生き物なんです。そして、「小さ!」という反応自体が、「私に合わせなさいよ!」という気持ちを映し出していると思いませんか?
いや、別に「小さいなぁ!面倒な男だなぁ!」と思うのは良いと思うんです。でも、相手がもし、そういう態度を嫌がる男性なのであれば、考えてみる必要があると思います。
うちの妻も、ここに書いたことには全て当てはまります。僕も「おいおい、俺はお前の召使じゃないぞ」と感じることは日々あります。ただ、僕の場合はそこと「性のこと」が結びつかないだけ。男性によっては、「拒否する夫」になってしまうケースもあるだろうなぁと思うんです。
あなたは、ご主人を「コントロール」しようとしていませんか?
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