人の商売の邪魔になるお話なので、本来こんな話はすべきではないのかもしれませんが。
レスの問題や、パートナーの「浮気」の問題、夫婦仲の改善、といった話に至るまで、ネット上には様々な「マニュアル」「教材」が存在します。
全部が全部という訳ではないですが、基本的には「要注意」だと思った方がいいと思います。
何を隠そう、実は僕も以前「レスの解消」について「マニュアルを書いたら、売れるんじゃないか」と考えたことがあります。こんな風に毎日記事を書いていくよりも、一度体系的に「マニュアル」にまとめてしまえば、分かりやすいし、何よりお金も儲かるかもしれない、と。
でも、他の方の色んな事例に触れるうちに、この問題はマニュアライズできるほど、簡単な問題ではないことに気付かされました。問題の原因は夫婦一組ごとに違い、その時の状況によっても解決のゴールも違う。何が正解なのかも人によってさまざま。そんな複雑な問題を、「このマニュアルに従えば大丈夫！」などと言うことはできない。そんな風に考えなおして、ささやかではありますが、毎日ブログ記事を書いていくことにしました。
これは、間違いではなかったと僕は思っています。
パートナーの浮気の問題もしかり。夫婦仲の改善についてもしかり。
悩んでいる方のこれまでの生き方、パートナーの生き方、価値観。今置かれている状況などによって、「正解」は変わる。そんなものに「これが正解だよ！」なんて誰が言えるでしょう。
もちろん、中には「私にはピッタリだったわ」というマニュアルもあるかもしれません。それはとてもラッキーなこと。でも、そんなパターンって、そう多くないのではないかと思うんです。
これまで目にしてきた「レス解消マニュアル」の中で、唯一これはいいかもしれない、というものがありました。旦那さんが拒否していて、奥さんと破局寸前まで行って、ご主人が心を入れ替えてレスを解消した過程を、ご主人がpdfにまとめられていたもの。当初は、確か無料でダウンロード出来ていたんです。確かに、うなずける内容のものでした。
が、途中から欲が出たんでしょうね。そのうち有料になり、「続編」的なものも出ていたようですが、今では見かけなくなりました。
今考えれば、そこに書いてあったことって、ネット上でも得ることのできる内容だったなぁと思います。逆に言えば、「レス」や夫婦の問題に、「特効薬」などない、ということなのかもしれません。
わらにもすがりたい、そんな気持ちはよく分かります。しかし、そんな切実な思いに付け込んで、お金に換えてやろう、という人達がたくさんいることも事実。
ネット上の「マニュアル」には、注意が必要です。
コメント
こんにちは！
ネット上のマニュアルやそれを巡るカウンセリングについて思うところがあり、記憶を掘り起こしてみました。
私なりにセルフカウンセリングで頑張ってる過程で、一度だけメールによるカウンセンリング（と言っていいのか不明ですが。。）を試みたことがあったことを思い出しました。
おそらくこの記事に書かれている「オット」さんのブログから派生したSNSではないかと思うのですが、、、
そこで教祖的な扱いをされている自称アドバイザーなる女性がおりました。
カウンセラーじゃないんです、なのでなぜかアドバイザーと名乗ってらして。
基本理念はよく見かける「相手を変えるにはまず自分を変える」「相手がそうなった原因は自分なのだから自分を変える」
そして、具体的行動として「自分から話しかけない」「自分からアプローチしない」「微笑んで話を聞く（ホステスになったつもりで）」「自分のことは話さない（ミステリアス妻を目指す）」「家を心地よく整える」。。。。などなど今にして思えばネット中にちらばっているレス夫対処マニュアルオンパレードでした。
当時はまだネット中彷徨って知識がゴチャゴチャになってる状態で、わらにもすがる思いでその教祖さまの書いたものを読み漁り、、、有料メールカウンセリングを受けようと決心しました。
今にして思えば、、、なのですが。教祖さまが主張されていることはもちろん「ごもっとも」な事なのです。
自分が夫に対して依存的なコントロール妻になっていた事、夫の気持ちを受け取れず踏みにじっていた事、その根底には自分に自信の持てない「自尊心の無さ」がある事。
教祖さまが送ってきた質問状に答えを書き込み、しばらくすると返信が来ました。
もちろん私の人格をすべて否定する内容でした。
「あなたはこんなひどい支配妻で、旦那さんはとうの昔にあなたから気持ちが離れている、私が提案する行動をとれないなら、レス解消なんてあるはずもない」
。。。のような内容の圧倒されるような長文メールでした。（ざっくりでスミマセン、再現するのは不可能なので 苦笑）どこか定形文のような冷たさがありました。（主観ですが、、、）
たぶん、そのようなある種ショック療法というか、ドカーンとショックを与える手法？なのかもしれませんが、
元々自尊心が恐ろしく低下している状態の私にとっては、血も涙もない表現が並んでいて、書いてあったことは当たっているだけに、未だにトラウマになっています。
その教祖さまが棲息しているSNSには、今でもたくさんの悩める女性が集まっているのではないかと思います。
確かに、会員同士で、丁寧なやり取りをして、徐々に意識改革をして、夫婦関係を改善された方や、夫への依存状態から自立の道を行くことに成功した方、、、もいらっしゃいます。それはごくごく少数かと思われます。
教祖さまはある程度のお金を得ておられますが、（普通よく見かけるカウンセリング料金よりは安い設定）、フォローについては、SNSの先輩格の古株会員の方たちに丸投げしていました。もちろん皆さん素人の無料ボランティアです。
同じ悩みを持つ者どうしの情報交換の場を利用しているのじゃないかな？とも思われ、メールのやりとりは２回で離れてしまいましたが、
「私のいう事に納得できずに、離れていく人がいるけど、自分を変えるチャンスを逃しているだけ」というような意味のことを書かれていました。
確かに、ある意味当たっているんですけどね、少し柔らかい表現にしてくれても、、（苦笑）
「有料カウンセリング」となると、やはりちゃんとその道の勉強をされた方、そして、この問題に通じている方,、相性の合う方と出会うことが大切だな、、、と心から思います。それが難しいのですけど。
長々と読んでいただきありがとうございました。
hannaさん、コメントありがとうございます。
ネットという「場」は、気軽に情報にアクセスできる反面、責任の所在が明らかではないために、このような無責任な行為の温床にもなり得ます。そして、真偽を確かめることも難しい上に、「人に相談しにくい」問題のため、騙されていても周りの人に相談しにくい。なかなか難しい問題だなぁと常々思います。
僕も、妻と一番揉めていた頃に、有料のカウンセリングを受けたくて、でもあまりの料金の高さにため息をついて諦めました。以来、セルフカウンセリングで何とかここまで来たわけですが、きっと多くの方が「何とかしたい」という思いに付け込まれて、より苦しい思いをされているのではないかなぁと少し歯がゆい思いでこの記事を書きました。
貴重な体験を教えていただき、ありがとうございます。hannaさんのお悩みが解決して、幸せに過ごせることを祈っていますね。