【レス、克服への道】「夫婦間の性の問題」だけでは終わらないから

「レス」の克服
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この3か月ほどの間、主にレスの問題に関して、様々な角度から記事を書いてきました。自身の経験談だけではなく、現在レスの問題で苦しんでいる方のブログを読ませてもらったり、心理カウンセラーさんのブログを読んだり、いただいたコメントにお答えしながら考えたことを書き綴ったりと、この問題に向き合い、考えさせられる日々です。

こうして日々、レスの問題と向き合い、色々な方々の悩みに触れていて痛切に感じさせられるのは、この問題の「解決」とは、ただ単純に「夫婦間の性の問題」では終わらない深い問題であるということです。単純に「パートナーとの「行為」を復活させる」ということがゴールではありません。この問題を本当の意味で乗り越えていくためには、自分自身と向き合い、これまで気付かなかった「本当の自分」の「本当の気持ち」に気付く必要があります。誰かのための人生ではなく、自分自身のための人生を「より良く」生きていくために。

これは、単に「性の問題」だけではないのだと思います。

僕自身の経験や、色んな方のお話を聞いてみると、その人の心の中に抱えている問題点というものは、その人の「性」に対する考え方や接し方、価値観として現れるのだなと感じさせられます。人当たりがよく、普段は温厚で「いい人」なのに、「性のこと」に関してだけは残念な男性。ひょっとしたら、本当はもっと甘えん坊でわがままなのに、周りの目を気にしていい子を演じていて、その反動が「性のこと」にだけ、粗暴な形で顔を出しているのかもしれない。普段は「しっかりしたお姉さん」キャラクターを演じている女性。「出来ないって甘えたい」「分かんないって投げ出したい」という気持ちを押し殺しているその反動が「性への執着」として現れているのかもしれない。

性の問題の背後には、必ずと言っていいほどその人の「心の問題」が存在している。僕はそんな風に感じています。

例え入口が、夫婦の性の問題であったとしても、その背景に「心の問題」が隠れている以上、上辺だけのテクニックや精神論では本当の意味での解決には至らない。むしろ、心のあり方を無視して「妻とは(夫とは)こうあるべし」という押し付けをすれば、その無理が反動となって、心のバランスを崩してしまうかもしれない。

拒否される側も、拒否する側も、まず「性の問題」というものを横に置いて、自分自身の心のあり様を、心のバランスを見直す必要があると思います。

5年間にわたって妻との関係について悩んできて、関係が修復できている今思うことは、この問題と向き合い、本当の自分に気付くことができて、自分の人生が良い方向に大きく変わったなということ。途中の過程は本当に苦しく、滝のように涙を流して泣いたこともありましたが、その結果、今は自信をもって自分自身の人生を歩んでいると言える。思える。生きていることが幸せだと感じることができる。

今、レスの問題、夫婦の問題で苦しんでいる方々にも、これは今後の人生を変えるためのターニングポイントなんだと捉えて、「本当の意味での解決」のために自分自身と逃げずに向き合って欲しいと思います。

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