「行為」が出来ているから、と安心するなかれ

「レス」の克服
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パートナーから「行為」を拒否されるようになったとき、拒否される側が「離婚」や「浮気」をチラつかせて「行為」を取り戻そうとすることってよくあると思います。

僕も妻から拒否されがちになったころ、盛んに調べていたのが「レスが離婚の原因として認定されるかどうか」でした。今思えば、「拒否することは悪いことだ」「拒否する側に非があるのだ」という”お墨付き”を得たくって、それにつながることを探していたのかもしれません。

確かに、「離婚の事由」として、片側からの一方的な拒否というものが認められる事例もあるようですが、ここではそのことについて深く議論するつもりはありません。

では、何が言いたいかと言うと。

こういったいわば”脅し”文句で一時的に「行為」が復活できたとしても、「なぜ拒否したくなったのか」という部分を二人で見返し、反省して、「受け入れることができる」状態になる努力をしなければ、「行為の復活」によってもたらされる今の充足感はほんの一時の麻薬のようなものだと言うこと。

もちろん、「拒否したくなる」度合いについては個人差があり「夫婦だから、しょうがないか」と”我慢”ができる人もいれば、次第に心や身体を蝕まれ、鬱病になるまで追い詰められる人もいます。例え今、パートナーが”我慢”できていたとしても、それが心と身体を壊す原因になるかもしれないのです。安穏としている場合ではありません。

統計をとった訳ではありませんが、僕の感覚的にはこの傾向は、妻側拒否の場合の方が多いような気がします。と言うのも、女性の場合には行為において「受け手」側であることが多く、「我慢して相手との行為を受け入れる」ことが”出来てしまう”傾向にあるから。ですがそのことが、余計に事態を悪い方向に導いてしまっているように僕には思えます。

以前にも記事に書きましたが、僕たち夫婦が「レスの問題」で揉めていたころ、一時期妻が”我慢”して「行為」を受け入れようとしていた時期がありました。でも、その時、妻の身体は恐ろしく感じるほど冷たく硬く、とてもではないが「愛情」を感じれるようなものではありませんでした。あのまま、閉じそうになっている妻の心を気にすることなく「行為が復活した」と突っ走ってしまっていたならば、今頃僕たちは、もう離れてしまっていたことだろうと思います。

妻も言っていましたし、他の女性も言っていますが、そういう「行為」をしているときは、相手のことが「憎い」と感じるそうです。自らの快楽のために、私の身体を”利用”している「憎い相手」だと。そのような関係が、正常な「夫婦の在り方」でないことは冷静に考えれば分かること。

相手が心から「受け入れることが出来る」状態にならない限り、本当の意味での「解決」ではないことを、知っておいて欲しいと思います。

 

 

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