夫側「レス」は多くの場合、「病気」ではない。

「レス」の克服
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昨日の記事で、「レスの問題で病院に行くとしたら」ということを書きました。レスのことが社会的問題として認識される以前は、「泌尿器科に相談」とされていたことをその記事の中で紹介しましたが、このことが示しているもの。それは夫側の「レス=病気」であると、当時は認識されていたということ。「機能に異常があるから、できない」という風に思われていたんですね。

しかし今、ネット上で「セッ〇スレス、病院」と検索しても、「泌尿器科」に関する検索結果はほとんど上位表示されなくなりました。出てきても、「機能の問題であれば、泌尿器科へ」「心理的な問題なら、心療内科かカウンセリングへ」というような書き方がされてあります。

つまり、この数年で「レスは、そのほとんどが心の問題で、身体の機能的な病気ではない」ということが浸透したのだと思います。

もちろん、中には「機能的な障害」が原因、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、恐らく夫側レスの原因は大半が「精神的なもの」ではないかと思います。

つまり、ほとんどは「病気」ではない、ということです。

この記事で、わざわざ「夫側は」と言っている理由は、女性の場合には先日記事にしたように「子宮内膜症」のように、婦人科系の病気が原因になっているケースがあるため。

なぜ医者でもないのに、ここまで言い切ってしまうのかと言うと、「男性」が元気になるかならないかは、本来「性的なものを遠ざける決定的な原因」にはならないと思うから。

「ED」だからといって、「性」的なコミュニケーションができないわけではありません。「本番」を伴わない「行為」であれば、十分できるはず。にも関わらず、拒否された妻が泣いて頼もうが、怒って怒鳴り散らそうが、それでも妻との「性」的なコミュニケーションを避けようとする背景には、妻との「性」的な接触を意図的に避けたい、という精神的な理由があるのだと思います。

その理由については、夫によって、そして夫婦の状況によっても違うので一概には言えません。「夫婦」の「性」に対して嫌悪感を持っているケース。「妻に自分の弱みを見せたくない」と頑なになっているケース。過去のトラウマに縛られているケース。自分の思うようになってくれない妻を受け入れられないケース。不妊治療のプレッシャーに負けてしまっているケース。本当に一人一人、色々なケースがあります。

そして、その精神的な理由を解き明かして、夫の気持ちを変えることは正直難しい。夫の気持ちを変えることが出来るのは、残念ながら「本人」でしかないから。

夫側拒否のレスの多くは「病気」ではないので、病院で「治す」ことはできません。でも、自分自身の気持ちを「癒す」ことはできる。

まずは、自分自身を「癒す」ための努力をしましょう。

 

 

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