妻は「サンキュ！」という雑誌を良く買ってきます。主婦向けの「節約奨励雑誌」です。
先日発覚した僕の姉夫婦の「家計破綻」の影響を受けたのか、久しぶりに「脱！ブラック家計」なる特集が組まれた最新号を買ってきてました。
が。妻が読んでいる姿を見た記憶がない。多分、買っただけで満足しちゃったのだろう。
こんなことって、結構どこの家庭でもあるんじゃないかなぁと思うんです。「お金が貯まる秘訣！」みたいな雑誌や本や、ネットの記事を見て、見て、見て、、、。見てるだけ。
そんなじゃ、お金は貯まりません。あたり前の話。
そもそも、我々庶民がお金を貯める秘訣なんて、ごくごくシンプルなもんです。
①自分の収入と支出を把握する。家計であれば、家族の分も正確に。（←これ大事）
②稼ぐ。できる限り多く。お金に対して貪欲になろう。
③無駄な支出を絶つ。
この3つしかないと思います。雑誌やネット記事をいくら漁っても、これ以上の秘訣はないでしょう。「食費を週ごとに封筒に入れる」とか、「先取貯金をする」とかいうのも、③を実現するための方法論でしかありません。
①自分とその家族が毎月（毎年）いくらお金をもらっているのか。意外と、正確に把握できている人は少ないかもしれません。「何言ってんの、給与明細見りゃ分かるでしょ」と言われそうですが、各種控除後の自分の手取り収入、正確に言えますか？また、奥さんが働いている場合には、その金額も。借金があれば、その返済額と期日も。
そして、今の生活でどのくらいのお金が手元から出ていっているのか。何に、いくら払っているのか。月ごと、年ごと。100円以下の単位はいいから、あなたの周りでどんなふうにお金が動いているのか。
あなたの手元に入ってくるお金と手元から出ていくお金。そこを把握しないことにはお金と上手くつきあうことはできません。
②稼ぐ。「今の仕事じゃ、限界が。。。」であれば、自分に必要な額をもらえるように仕事を変わるなりすべき。「年齢が、」「資格が、、」「地方だから、、、」と色んな制約条件を思い浮かべるところかもしれませんが、そんなこと言ってる場合じゃないですよね。年齢？今やどの業種見渡しても「人手不足」。年齢なんてもはや関係ないです。「資格が、、」頑張ってとりゃあ言い話。医者や弁護士になるわけでなし、性根を入れて勉強すればいい。「地方だから、、、」身の回りになければ、出稼ぎするなり方法があるでしょう？
あなたの生活が、今の収入の範囲内で収まっているのなら、言い訳してても結構ですが、今この瞬間にもマイナスが積みあがっているんですから、言い訳してる暇はありません。
また「楽して副業収入」とか、「一攫千金」とか考えるのはよしましょう。そんなに簡単に収入が得られるようになるのなら、みんなお金持ちになってると思いませんか？でも現実は違いますよね。ネット上の「僕はこれで会社を辞めてもいいくらい稼げるようになりました！」なんてのに騙されて、時間とお金を搾り取られるのは止めましょう。あれはそう言って「人を騙して教材を売りつけるのが目的」の誘い文句ですから。
③無駄な支出を絶つ。これは文字通り。何も、生活費を切り詰めるのが無駄な支出を絶つことではありません。保険、自動車、携帯。無駄な遊興費、外食費、「自分へのご褒美」と言う名のただの無駄使い。これらを見直すだけでも意外と支出は減らせるもの。
「一日たったの〇円！」とか、「月々たったの〇〇円！」とか、単位を細かくして見た目の金額を下げていたり、「初回はなんと０円！」なんていう「見た目の安さ」に踊らされないこと。
また、最近は「最初は0円だけど、一定期間過ぎたら有料」という契約形態も増えているので注意が必要です。
これらのことって、本当は姉夫婦に言いたいことなんですけどね。彼らは聞く耳を閉ざしてしまっているので、ついついヒートアップしてしまいました。もし、お気を悪くしたとしたらすみません。
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