【お金の話】破綻する家計

今日は、レスとは関係ない記事です。

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先日来、姉夫婦の借金問題について何度か記事にしてきました。

姉夫婦は、親から借金を肩代わりしてもらうために、自分たちの生活がいかに苦しいのか、家計収支の計算書を拙いながらも作っていました。

それを見て唖然とさせられたのは、どうやったらこんな風になるんだと言いたくなるくらい、収入と支出のバランスがとれていないということ。

姉は現在無職ですが、看護師として働いていたころの夫婦の収入は、我が家のそれを数万円上回っていました。ですが。支出は、その時点でも我が家のそれを10万円ほど上回っていました。これでは、貯蓄など貯まりっこない。本人は「贅沢なんてしてない！」と言っていますが、贅沢してるつもりのない「無駄な贅沢」に姉夫婦の家計は蝕まれていたのだと今更ながら愕然としました。

「高収入」を当て込んだ「住宅費」は命取り。

姉が看護師として働いていた当時の姉夫婦の家計収入は、手取りで45万。決して高給取りとは言えませんが、決して生活に困窮するような金額ではありません。しかし、新築一戸建て＋太陽光発電（リフォーム）のローンは、月額13万を超え、家計収入の3割近くを占めていました。住宅関連費の目安は年収の2割程度が目安。姉夫婦の場合の上限は、ボーナスまで含めても10万ちょっと。失業する以前から、この部分が家計を圧迫し続けていたことは間違いありません。

住宅ローンにしろ、家賃にしろ、駐車場を含む住居関連の支出というのは毎月必ず必要である上に長期間にわたるもの。ここを収入の規模、失業のリスクなどにいかに合わせることができるかどうかがとても大事です。

姉夫婦の家計を立て直すには、家を売ってこの部分の負担を軽くすることが一番必要なこと。現在、姉夫婦の家は残債が2,000万あり、中古で売却した場合見込まれる売価は1,500万。500万の赤字になるため、売却はできない！の一点張りですが、債権者の同意を得れば、「任意売却」といって、売却費用で残債の一部を穴埋めし、減った残りの残債を引き続きローンとして払うことは可能です。

姉夫婦は耳を貸しませんが、僕はこの方法しかないのではないかと思っています。

車や携帯ほど無駄な贅沢はない。

義兄は車好き。自身が通勤に使う車と、姉の通勤用＆家族用の車の2台を保持しています。

これは、地方都市で暮らしていくには仕方がないこと。問題は、その車の購入方法。

まずは2台とも新車を購入している点。新車を欲しくなるその気持ちは分かります。ですが、家も新築して、2台の車を保有するほどの経済力ではないのも事実。せめて1台は中古車にするとか、そういった工夫が必要です。

車のローンと保険だけで５～６万が飛んで行っている現状は、無駄だと言わざるを得ません。

もっと勿体ないのは携帯電話。かけ放題でパケ放題のスマホが4台。一家で通信費が5万。

事業用の携帯であれば、通話ができればOKなはず。また、外で動画を見放題にするほど家計に余裕があるわけではない。子供たちのスマホ使用は制限するか、家に限定すべき。

家計に余裕がないのなら、保険は最低限のものにすべき

保険料も、二人合わせて4万円は高すぎます。いざと言うときのため、というのは聞こえはいいですが、借金してまで備えるものではありません。しかも、姉のところの姪は来年高校卒業で就職予定。備えておくべきお金は以前とは違うはず。義兄は持病があるため保険加入が難しいとしても、いざとなったら姉が家計を支えれるはずですから、姉が県民共済等の最低限の掛け捨て保険に加入すれば数千円/月で抑えれるはずです。

お金に振り回されないための基本は、「収入＞支出」を崩さないこと。そのために大事なのは、「固定費」を低く抑えること。その基本を維持していれば、この収入であればきちんと貯蓄ができたはず。贅沢をしていないのに「無駄な贅沢」をするほど、勿体ないことはありません。