【男のトリセツ】男は、黙るしかなくなるとです。

夫婦のお話
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トリセツって言うほど、偉そうなこと言えるのか?と問われればシュンとするしかなくなりますが。

先日の喧嘩の折に考えたこと、感じたことを。

妻は、非常に気が強い人です。腹が立ったら口に出さなきゃ収まらないタイプ。そんな人なので、こちらがどれだけ「理はわが方にあり」と思って理詰めで追い詰めても、そこから得意の「論点ずらし」「ずれた視点にシフト」からの「え、そこ?って点を集中攻撃」という具合で怒涛の”口撃”をしてきます。自由自在に論点をずらしていく(多分本人も意図していない)様は、冷静に見ればもはや芸術的。それに加え、逃げ場がなくなった時には最終兵器「感情論」(妻の場合は”怒り”。世の多くの女性の場合は”泣き”)が登場しますから、こちらからすれば、もうお手上げです。

しかし、言い合いになると感じますが、男は絶対に女性に対して言葉の「量」と「勢い」では勝てません。恐らく、十中八九勝てないと思います。そうすると男が取れる選択は「①相手より大きな声を出す」「②暴力的になる」「③黙って耐える」くらいしかありません。

僕の場合は、最初理詰めで追い詰めようとし、感情論にシフトした妻に対抗できなくなり、その結果大抵①の「大きな声を出す」になり、でも妻も負けじと大声になるので、結局こちらが追い詰められて、②の「暴力的になる」(物にあたる)にシフト、最終的には「もういい!」と戦線離脱という流れをとります。冷静に見ると、滑稽ですね。絶対に勝てない相手に劣った武器(言葉)で戦いを挑めば、必ずこうなるよなぁと自分の行動をおかしく感じるほどです。

男は、所詮言葉では女には勝てません。だって、脳の仕組みが違うんだもの。最初から持っている武器の量と質が違う。おまけに訓練の度合いだって全然違う。機関銃ぶっ放してくる相手に、ピストルで対抗しようとしてるようなものです。

僕のように、感情的になりがちな男性はこのように不毛な戦いを挑んで、やっつけられる訳ですが、もう少し冷静な男性や、そもそもあまりしゃべらないタイプの男性陣の場合には、①の選択肢はありません。以前は、「ちゃぶ台返しの星一徹」みたいな②のタイプもそこそこ存在したのではないかと思いますが、今や男の暴力性はタブー視される時代ですから、多くの男性は③の「黙る。ひたすら黙る」を選択するしかなくなるのです。

よく知られているとおり、男女では右脳と左脳をつなぐ脳梁の太さが違い、男性は女性に比べ感情(右脳)を言語化(左脳)する能力がもともと弱い。感じたことが言葉になって出てくるまで、女性に比べて時間がかかります。ですので、「あなたはどう思ってるの?」などと質問した際に、答えが返ってくるまでに時間がかかったりする。「え~、俺はどう考えているのかな?こうかな?いや、こうだな。で、これを、どう言おうかな?」みたいになっちゃう訳です。しかしその間、女性の側では「なんでなかなか返事してくれないの?どうせちゃんと考えてくれてないんでしょ!」みたいになってしまいがちです。で、そうするとますます男は何も言えなくなる。

別に統計をとった訳ではないので、あくまで僕の想像ですが、最近は優しい男性が増えたので、「俺の言うことを聞け!」みたいな人は少なくなり、「相手の攻撃が止むまで、黙って耐えよう」という男性が増えているのではないかと思います。

では、そういう「黙って殻に閉じこもる」男性に対するにはどうすべきか。これは「拒否する妻」に対するのと同じ。「しゃべっても攻撃されない」という安心感を相手に与えることしかないと思います。

まぁ、それがまた、なかなか難しい訳ですが。。。

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