【レス、克服への道】どちらかだけが「我慢」する夫婦の未来は、、、。

「レス」の克服
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「幸せは二人で育てるもので どちらかが苦労して繕うものではないはず」

(さだまさし「関白宣言」より)

夫婦の間の性に対する欲求のズレというものは、多かれ少なかれほとんどのご夫婦の間に存在するものだと思います。ここ最近、よく耳にするように世間の夫婦の半分近くは何らかの形でレスの状態にあるとも言われていて、以前記事にも書いたように、「夫婦間で自然にセックスがある」方が、今は貴重な存在なのかもしれません。

レスの問題に直面したときに、ほとんどの場合、拒否する側は「したくないを受け入れて欲しい」と考え、拒否される側は「したいのだから、行為をさせて欲しい」と主張する。しかし、冷静に考えれば、これではどちらか一方が相手の主張を受け入れ、「我慢」することになってしまいます。これは、本当の意味での問題の解決になるでしょうか。

きっと、問題の解決にはならないでしょう。

一昨日、お詫びの記事の中でご紹介した通り、僕は妻から「無理に応じていると、レイプされているような感覚になる」と言われたことがあります。「それでもいいの?そんな思いさせてまで、あなたは満足できるの?」と。

女性は、心から望まないセックスをしていると、心を病んでしまうことがあります。そのことは、mioさんの「夫のHが嫌だった」に、ご自身の経験や、他の多くの女性の経験談として書かれているので、ここでは詳しくは書きません。

それほどまでに、「嫌々、我慢しながら応じる」ことは女性の心と身体を傷つけることなのだということを理解しておかなければなりません。

男性の場合には、ED(勃起不全)を起こすことがあります。男性にとっては精神的に非常に苦しく、プライドを大きく傷つけられる状態です。

では、拒否される側が一方的に「我慢」をすればよいのか、というと、そんな簡単な話ではありません。ここまでずっと記事の中でご紹介してきたとおり、パートナーとのセックスは「性欲の解消」という側面だけではなく、「承認欲求を満たす」ことや「自己の価値の確認」などの心理的な欲求を満たす側面もあるため、一時的なことであればいざ知らず、長期間にわたっての一方的な「我慢」は、拒否される側の精神を破壊することがあります。

僕自身での経験と、これまで見てきた多くのご夫婦のお話から考えると、拒否する側であれ、拒否される側であれ、どちらかが一方的に我慢した状態で夫婦関係を維持していくことは、不可能なことなのだと思います。

逆に言えば、お互いが努力して歩み寄ることができれば、この問題は決して克服できない問題ではないとも思っています。

お互いが相手を思いやり、歩み寄るためには、まずはどちらかが相手を攻撃するのを止めなければ始まりません。

どちらかが一方的に我慢しているのであれば、自分が「我慢」していることを相手に伝えなければ始まりません。

「たかが性」。「されど性」。「性」のすれ違いだけで、愛しているパートナーと別れなければならないなんて、悲しい。

相手を屈服させることでも、自分が我慢することでも、この問題は決して解決できません。

どうすれば、お互いが歩み寄りのために努力することができるのか。

その方法を本気で考えることが、今しなければならないことではないでしょうか。

 

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