【レス、克服への道】「拒否されている」夫の思考回路

「レス」の克服
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このお話は、これまで何度も書いては公開をためらい、なかなか公開せずに来ました。

「拒否されている」夫の頭の中は、こんな風に考えているんだよ、と書いてしまうと、「じゃぁそれを受け入れるべきだと言うのか!」と捉えてしまう方が出てくるかもしれない、と思って。

別に「だから少しは受け入れてね」などと言うつもりはありません。「ほーん、そうなん。」と思ってもらえればいいですし、「なんで(旦那が)あんな風になるのか、理解できない!」って方に、「あぁ、そんな風に考えてたのか」と知ってもらってもいいのかな、と思ったので。

①いつも隙あれば「性のこと」ばかり。それしか頭にないの!?

妻との間で揉めているとき、妻に言われたことがあります。言われた方は「んな訳ないだろ!」と切れるのですが、距離を置きたい妻の方からすると、そんな風に見えるのでしょう。

「性のこと」をパートナーに拒否されると、夫の側はものすごく不安になります。「この人は、俺から離れていこうと思っているのか」と。そうするとそれを防ぎたくて、過剰に「性的なこと」を求めるようになります。そうすることで、心の中の不安を和らげようとしているんですね。(でも、それが逆効果につながってしまうのが悲しいところですが。。)

不安で仕方ない分、余裕を失っているので、例えば子供の前でもイチャイチャしようとしたり、家事をしている最中でも身体に触れようとしてみたり。

そして、もともと不安な状態ですから、それを拒まれると不機嫌になることが多いです。

当たり前のことですが、決して「そのことだけ」考えているわけではないんですけどね。

あと「嫌だ」って言ってるのにどうしてしつこく求めてくるのかとか、そういう風に捉えられる夫の行動も、理由としては同じような感じです。とにかく「不安」で「必死」なんです。

②どうしていつも不機嫌そうにするの?

できないから不機嫌、というのももちろんあります。「お前が拒否するからイライラするんだ!」とアピールしてしまっている状態です。(それが余計に状況を悪くするわけですが。。。)それと合わせて、”できなくても機嫌がいい”と思われると、そのまま「しないのが当たり前」になりそうで怖い、という思いもあります。

「拒否する側」が、「機嫌よくしていると誘われそうで嫌」と、いつも不機嫌になってしまうのと、ちょうど背中合わせのような関係です。

ちなみに、行為を拒否されたときに感じる感情としては、「今まで生きてきた中で一番と言っていいくらい、深く、暗く、激しい怒り」と、「世界中にたった一人取り残されたような孤独感」が入り混じった非常に強い憤りと悲しみです。

③1度応じたからと言って、何度も求めてこないで!

これは、①と同じような感覚ですが、いつも拒否している妻が「頑張って」応じてくれた場合、「拒否する側」の心理は「これでしばらく我慢してよ」ですが、拒否される側は「できるのなら、できるうちにもう一度!」という心理になります。「昨日したから今日はもう嫌よ」に対して、「昨日できたんだから、今日もいいでしょ」という気持ちです。

「拒否する側」も精神的に余裕はないのでしょうが、拒否される側も相手を思いやる余裕はありません。次、いつ応じてもらえるか分からないから、とにかく出来るときに!と言う心理になってしまうのです。

④子供に八つ当たりするなんて、最低!

確かに。確かにそうなんです。しかし、拒否されることで深く傷つき、余裕を失っている状態では、例え自分のかわいい子供に対しても、感情をぶつけてしまうことが多々あります。特に、女親は男の子を可愛がる傾向にありますが、それが拒否される夫からすると「自分への愛情を取られた!」と言う風に感じることもあり、男の子に対する当りが強くなってしまうことがあります。

⑤そのことばかり言って、そんなに行為が大事なの!?

大事です。拒否する側からすれば理解できないかもしれませんが、とっても大事です。

ただ、行為をすれば満足なのか、と言えば、実は行為を通じて得たいのは、「自分は”パートナーから愛されている”という安心感」だったりします。ですので、例え行為が出来たとしても、パートナーからの愛情が感じられなければ、虚しさを覚え、余計に満たされなくなります。

本当に大事なのは、パートナーから愛されている、という実感なのかもしれません。

 

以上、つらつらと拒否される夫の気持ちを述べてきました。

こんな風に書いたからと言って、受け入れられるように努力しろよ!なんていうつもりはありません。ただただ、拒否される側の夫がどんな風に感じているのかを知って欲しかっただけです。

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