【レス、克服への道】魚が居ないところでいくら頑張っても釣れません

「レス」の克服
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3年ほど前から、趣味で釣りを始めた。

実は子供の頃から、釣りをしたい!と思っていたのに、「お金がかかりそうだし」とか「家族から良く思われないかも」とか余計なことばかり考えて手を出せずじまいになっていたのだった。自分が「アダルトチルドレン」だ、と認識して、本当はやりたかったのに周りの目を気にして出来なかったことをしよう、と思った時に一番に思いついたのが「釣り」だった。

さて、釣りを始めてまだ3年ほどだが、始めたばかりのころには分からなかったが、最近気が付いたことがある。それは、

「魚を釣りたければ、魚が居るところに行かないと釣れない」ということ。

「あったり前じゃん」「アホかいな」と言われそうだが、最初はこんな単純なことにすら気が付かなかった。海に行って、竿を出して仕掛けを海につけていれば、何か魚がかかるだろう。そんな風に思っていたのだった。

僕は基本、お金のかからない防波堤からの釣り限定で釣行するが、同じ防波堤でも季節によって、また一日の時間によって、その日の水温によって、寄り付く魚は変わっていく。自分が釣りたい魚が今、近くに回遊してきているのか、そうじゃないのかなど、情報を集めて「そこにいる」ときに竿を出さなければ、どんなに頑張ったって釣れないのだ。

そして、なおかつそこにいる魚が「餌を食べたい!」と思っているタイミングでないと、釣れてはくれない。目の前にいるのに、エサに見向きもしない、なんてよくあること。「時合」といって、魚が「さぁ、メシだメシだ!」とやる気になる時間帯があり、そこを狙って、その魚にあった仕掛けを出さないと、望むような釣果は得られないのだ。

と、長々と釣りの話をしたけれど、なんかこれって、レスの問題を何とかしたい!とあがいているときの自分とよく状況が似てるなぁと思う。

ネット上で「レス解消法!」なんて銘打っている記事に書いてある中に「異性を感じさせるよう見た目に気を配る」「気分が盛り上がるようなムードを作る」と言うものがある。妻との行為で揉め始めたころ、僕もこれらを信じて色々と試したことがある。でも、どれもダメで、結局「俺はこんなに頑張っているのに!!」と腹を立てた苦々しい記憶がよみがえってくる。

冷静に振り返ってみると、「行為をしたい」と考えていない妻に向かって、どんなに見た目を良くしようが、気の利いたセリフを言おうが、「食い気」のない魚に向かってエサを「ホレ、ホレ!」としているのと同じ。相手からすれば「・・・・・」だ。

相手が求めているものと違うものをどんなに頑張って提供したって、消耗するばかり、焦って苛立つばかりで何もいいことは無い。

相手が「行為をしたくない」と思っている場合には、もっと状況は酷いと思う。魚は食い気が無ければエサを無視して泳ぎ去っていくだけだが、人間のパートナーは違う。「俺は(私は)、したくないって言ってんだろう!」と腹を立ててしまう。頑張ったのに逆効果なんて、悲しすぎる。

魚と人間と、一緒にしないでくれる?そんなご批判を受けそうだが。

またぞろ釣りの話で恐縮だが、釣りをしていると時間や潮、天気や気温、様々な要素が絡み合い、大きな自然の流れの中で自分の小ささを感じる。釣れないからとイライラしても何もいいことは無いので、色々作戦を変えながら、でも最終的には自然に任せるしかない。その場の空気を景色を楽しみ、釣れなかったら釣れなかったで仕方がない、と気持ちを切り替えるしかないのだ。

今、レスを解消しようとやっている、その努力の方向性は合っているだろうか。一度立ち止まって考えてみて欲しい。

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