自分のために行動する、ということ

「レス」の克服
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「降りかかる火の粉は振り払わねばならん。もちろん───自分の力でな。」(銀翼のイカロス~半沢直樹4)

テレビドラマでも人気を博した、池井戸潤さんの小説「半沢直樹」のシリーズの中で、主人公の半沢直樹が自身を陥れようとする相手をやり込めた後にたびたび口にするセリフですが、そこまで大げさでなくても、自分に素直に、自分らしく生きていこうとすると、時には自分の身に降りかかってくる火の粉を自ら振り払わなければならない場面に遭遇するものだと思います。

それは、仕事上に限った話ではなく、日常の人間関係、なかでも家族や親との関係においても当てはまることかなぁと思います。

もちろん、レスの問題についても。

レスの問題で苦しんでいるときって、相手に解決してもらえる問題ではないのに、なぜか相手が何とかしてくれることを心のどこかで夢想し、勝手に期待し、そして当然裏切られ、そして相手を恨むという、傍から見たらおかしなループの中にいる人が多いと思います。

もちろん、かつての僕もそうでした。「性のことが大事だ!」と言い、「性のこと」を大事にしている、と思い込んで、でも実際には自分で何か行動をするわけでなく、相手が応えてくれないことに怒ったり、嘆いたり。

自分としては、妻に対して色々と働きかけていたつもりでしたが、怒りの感情に任せて感情的な言葉を投げつけていたり、相手の思っていることを受け止めようともせずに「俺の言うことを受け止めてくれない!」と怒っていたのでは、まともに対話などできるはずもない。

結局、何年もの間話が平行線で終わっていた数年間は、妻が折れて自分の言うことを聞いてくれるのを期待していたのだなぁと今となっては思います。

自分がより良く生きていくために、自分にとっては何が必要なのか。どうすれば、パートナーとの行為がない状態でも幸せに生きていけるのか。そのためにどんな行動をすればいいのか。

レスという、「降りかかった火の粉」は、自分の手で払わないと。

伝わらない、と嘆く前に、きちんと伝えるための行動をとっているのか。

厳しいかもしれませんが、大事なことではないかと思います。

 

 

 

 

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