【家計ダイエットの男飯】カブで大失敗

お金の話
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休みの日の食事の準備を担当するようになってから、週末の食材の買い出しも僕が担当するようになった。休日だと時間に追われる訳ではないので、今週は何を作ろうかと考えながらスーパーで買い物をするのは、頭の体操とストレス解消になる。

今年の冬は、秋口に連続して直撃した大型台風の影響で野菜の価格が高騰していたので、その間我が家の食卓は価格変動が小さいキノコやもやしとハウス物のピーマンなどが支えていた。だが、春の兆しを感じるようになったこの頃は段々と野菜の値段が下がっていくのが実感できるようになった。うれしい限りだ。

さて、以前はあまり使っていなかった食材で、1年ほど前からちょくちょく使うようになったのがカブだ。カブには免疫力を上げる効果があると何かで聞いて、コカブが安く手に入ると、シチューや煮込みにするようになった。が、この冬は大根同様、カブも高くてなかなか手が出なかった。下の子が国語で「大きなカブ」を習ってから、スーパーでカブを見かけると「これ食べたい」と言うのだが、一個250円もするのでなかなか手が出なかった。

それが、この前の休みの日。同じ大きさで98円!これは買いだと、値段が下がった野菜を袋に詰め込んで、ほくほく顔で家に帰る。

直径20㎝もある大きなカブだ。今までこんなに立派なカブは使ったことが無い。ワクワクしながら、その日の夕飯のおかずにしようと半分に切り、皮をむく。

後から考えれば、今まで使った事のない食材なのだから、ちょっとぐらい調べてからにすれば良かったのに。今はスマホで簡単にレシピも見ることができるし、ほんのひと手間かければ良かったのだが。。。

この時期の、特に大きなカブは繊維が強くて厚目に皮を剥かないと、煮込んでも筋張ってしまう、、、なんて。全然知らなかった。

おまけに、珍しく売っていた鮭のアラと、コンソメだしで煮込んだものだから、、。カブは筋が立って口の中でモサモサするし、鮭はお湯をかけて霜降りにしたけれど、クセのないコンソメスープで且つ相方がこれまたクセのないカブでは生臭さは消えず。しかもアラだから骨ばかりで食べにくい。これは、、、これは久しぶりに大失敗だ。

料理する人間にとって、ただ黙々と食べられる食卓ほど辛いものはない。しかも自分でも「これは失敗だ」と自覚しているからなおさらだ。こんなときはさっさと食べて片付けたいものだが、魚料理は骨を取るのに時間がかかるからなおさら始末に悪い。なんともトホホな夕食だった。

さて、残り半分のカブは次の日、リベンジとばかりに繊維の部分を取り除くように皮を分厚く剥き、鶏肉と醤油で煮込んでようやく家族の好評を得た。分厚く剥いた皮の部分は、細く刻んでキンピラに。これなら、歯ざわりがあっても大丈夫。

慣れない食材を使う時には、ちょっと調べてからの方がいい。あと、思いつきで上手い料理を作るには、まだまだ精進が足りないようだ。これからも謙虚に頑張ろう。

 

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